成した事を心にとどめ、モノより思い出の43回のラジオ
「43回目ですね」
「そうね」
「いいことがあると悪い事があるっていうじゃないですか」
「逆もしかりだと思うがな」
「まっ結局はいいことばっかりは続かないし、悪い事ばっかりも続かないって事よね」
「それがどうかしたのかヒナ?」
「最近良いことがあったので、反動が怖いなと思っただけです」
「ミケらんと仲良くなったと言う事か」
「あっそれはないです」
「ないのか」
「まぁふと、思っただけです何か悪い事おこったらいやだなぁって」
「疑心暗鬼になっていたら、何もできないわよ」
「アミさん、悪魔がいう言葉じゃないですね」
「でもアミの言うとおり、疑心暗鬼にならず、自分の行動を省み、反省し、前に進む事が重要だな」
「いや、私そこまで考えていっていないわよ」
「知っています、常にアミさん考えなしに適当に言っていますものね」
「それは、それでむかつくわね」
「まぁ自分を信じられなければ、神様を信じたらどうだ」
「何で私、勧誘されているんですかね」
「信じていいことでもあるの?」
「見守っていただいていると言う事だけで、心強いものだろう」
「そんなもんですかね?」
「そんなものだ、さて、そろそろ今日のテーマを決めたいんだが」
「何かあるヒナ?」
「あぁ特に思いつかないですね、ナナさんは何かありますか」
「賞状でやってみるか」
「賞状ですか、もらえるチャンスって学校ぐらいですよね」
「大人になってもらうとしたら地域のスポーツ大会とか、イベントぐらいなんじゃない」
「まぁ資格の免状とかもそういった部類に入ってくるだろうが、確かに学校がもらえる機会は多いか」
「でも賞状って、そんなにいらなくないですか?」
「それは貰った人がいうべきなんじゃない、ヒナがそこまで優秀だとは思わないけど」
「いやそうじゃなくて、賞状より正直に言うと、食べ物のほうが嬉しいですよ」
「あぁご褒美としては賞状より、たしかに食べものとかの方が嬉しいわよね」
「貰った内容で喜ぶべきだろう、いわゆる頑張った証なんだから」
「でも、賞状以外にもらえる時あるじゃないですか」
「読書感想文とか感想画とかだと、図書券とかもらえる場合もあるな」
「個人的にはそういうののほうが嬉しいですよ」
「そういうものか? 私は結構賞状も嬉しかったけどな」
「あぁナナさん、沢山もらってそうですよね」
「確かに賞状を貰うのを見ているほうも、またあいつかぐらい思うぐらい同じ人よね」
「ところで、ナナさん賞状って貰ったらどうするんですか」
「家に飾ったりした後は、家に保管しているが?」
「なくしたりしないんですね」
「普通は無くさないだろう」
「私なんか一、二枚もらった事は覚えているんですけど、どこかにいきましたよ」
「あぁ、賞状ってもらって家に帰ったらなくなっていたりする事あるわよね」
「それは、お前達の管理が悪いと思うぞ」
「でも賞状って、目に見える証なだけで、心にとどめておけば無くてもいいものよね」
「確かにアミさんの言うとおりですね」
「モノはいいようだな、さてそろそろ時間だな、今回はヒナがまとめてくれ」
「賞状って結局は子供からしたら遊び道具ですよね」
「たしかに、貰った後金粉なぞって指について、はしゃいでる子いるわね、あと筒鳴らしていたわ」
「もう少し大切に扱ってもいいと思うぞ」
「それではまた次回」




