ありがとうと伝えられたあとの39回目のラジオ
「いやぁ今朝は大変でしたねアミさん」
「まぁおかげで寝不足よね」
「毎日きちんと同じ時間に眠り、同じ時間に起きれば身体はリズムを覚えるぞ」
「まぁそれできるのは、不規則な時間帯で働かない人ですよね」
「このラジオの仕事している間は結構、生活リズム整っているだろう」
「それはナナさんが、毎朝起こしてくれていますからね」
「その後私は惰眠を貪りたいわ」
「またまた、アミさんいつもそのあと十分ぐらい寝ているじゃないですか」
「それ、貪れてないわよ」
「子供って10分寝れば体力回復するんじゃないですか?」
「どんな子供よ、誰が子供よ、ヒナあんた喧嘩売っているの」
「まぁまぁ落ち着け、今回もゲスト来ているんだろ」
「そうですね39回目のラジオで、ゲストのミケらんが来ていますね」
「ようやく紹介されたにゃん」
「はいはい、ようやく紹介しましたよ、人気あるから紹介しなくてもいいかと思いました」
「どんな理屈にゃん」
「屁理屈ですよ」
「開き直ったわね、ヒナ」
「よほど、心に何か来るものがあったのだろう」
「そりゃあそうですよナナさん」
「子供って時に残酷だからね」
「アミさんも残酷なんですか」
「あんた、本当に喧嘩売っているわね」
「さっき子供に傷つけられたので、アミさんみているとつい、八つ当たりしたくなりました」
「堂々といえるのは凄いにゃん」
「一人だけ、えっアイドルなのって言われたぐらいで、そこまで八つ当たりしないでよね」
「それだけじゃなくて、ミケらんに握手とかサインとか求めていた事も拍車をかけていますね」
「心が狭いな」
「嫉妬って事ですかにゃん、ミケらんにかまって欲しいのかにゃん」
「あっそれはないです、かまいたくないので、あざとく言うのやめてください、イライラします」
「とりあえず、今回のテーマは昨日行った肝試しの話でもするか」
「そうね、元々そのための今回の放送だしね」
「じゃあまずミケらんから今回の肝試しについて、何か覚えている事あるか?」
「ヒナさんから、ぎゅっと手を握ってきたにゃん」
「身に覚えがありません、よってそれはなかった事にしてください」
「ひどいにゃん、こうギュッとにぎって、一人にしないようにしてくれた優しさは、なんだったにゃん」
「アミさんと間違えたんですよ、アミさん子供だからはぐれないようにしないと」
「子供じゃないわよ」
「それよりアミさんはどうなんです?」
「色々と仕掛けたのが、バレバレだったのが残念ね」
「まぁ色々と仕掛けた所為で、子供達気絶したがな」
「しょうがないでしょ、まさか子供が侵入して、肝試しするなんて思わなかったしね」
「確かに今回の肝試しで一番驚いたのは、子供達の乱入にゃん」
「子供達、アミさんみて気絶しましたからね」
「身に覚えのない罪きせるのやめなさい、自分がアイドルとして覚えられてなかったからって」
「余計なお世話ですよアミさん」
「まぁ結局本物のお化けはでなかったな」
「そういえば騒がしいと幽霊がこないという説を聞いた事があるにゃん」
「迷信じゃない?」
「そうですね、ポルターガイストなんて幽霊が騒がしい事していますからね」
「なんか違う気がするにゃん」
「さて、そろそろ時間か」
「今回、ナナさんがしめてくださいよ」
「そうだな、もしかしたら数年後には夜の学校を徘徊している悪魔という七不思議があるかもな」
「あぁ確かにできそうにゃん」
「なんで私だけ七不思議として名を残すのよ」
「まぁいいんじゃないですか」
「羨ましいなら変ってあげようかヒナ」
「私はアイドルとして名を残したいですから遠慮しておきますね」
「今回はこんなものだろう、それではまた次回だな」
「納得いかないわね」




