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飾って心機一転とまではいかないけど35回目のラジオ

「35回目のラジオですね」

「放送室に自分の書いた習字のものが置かれているとむずがゆい気分よね」

「心がシャッキとするようだろ」

「まぁナナさんのが真ん中に飾られていますから、私達のが恥ずかしいように思えますよ」

「そうか?」

「なんであんな字かいたんだろうとか思うわ」

「そこは真面目に書かないアミさんが悪いかと思いますよ」

「でもこうやって掲示物が増えてくると自分達の場所が増えてくるようだな」

「とりあえず、今回のテーマどうする?」

「そうだな、ランドセルでどうだ?」

「ランドセルですか、そういえば翼とかあると邪魔じゃありません」

「着脱可能だから、登校するまではしまったりしていたな」

「授業中つけたり、それこそランドセルの中にしまっていたわよ」

「なかなか便利ですね」

「上手くしまわないと、羽根がぐちゃぐちゃになっていたりするからな」

「ヒナはなんかランドセルの思い出ある?」

「そうですね、置き本とかすると、ランドセル自体持ち帰りたくないとか思う事がなんどかありました」

「置き本していたのか」

「教科書とか持ってかえるのめんどくさいんで、机の中にしまうと楽ですよねアミさん」

「あぁ分かる、忘れ物の心配が減るわよね」

「忘れ物しないよりはマシなのかもしれないが、あまり褒められたものではないな」

「遊びたいざかりだったので、勘弁してくださいよ」

「そういえばランドセルってどのぐらいまでしていたの?」

「私は小学6年生まできちんとしていたぞ」

「うわぁ凄いですね、私は3年生の前半ぐらいには、別の使っていましたね」

「アミは今でも背負っても大丈夫そうだな」

「確かに今でも背負えそうですね」

「いや、そこまで小さくないわよ」

「アミさんはどのぐらいまでしていたんですか?」

「私は小学5年ぐらいよ、そう考えるとヒナ、あんた短くない?」

「うーんすぐボロボロになってしまうのもありましたからね」

「いや、大事に使えば最終学年まで持つだろう」

「ほら、ランドセルって防御力たかいじゃないですか」

「ランドセルに防御という概念はないぞ」

「どんな使い方していたのよ」

「まぁちょっと男の子との喧嘩につかったり、ランドセル投げてあそんだりしていただけですよ」

「その遊びどうなのよ」

「正しい用途とはいえないな」

「そうですねぇ」

「まぁ正しい用途じゃないかもしれないけど、かばん持ちはやったわね」

「あぁ私もやりましたね」

「ランドセルを前と後ろ、両腕とかにぶら下げて帰る子いたな」

「あれ人数によっては、悲惨なことになりますからね」

「こけて友達のランドセル汚しちゃったりする子もいたわね」

「ランドセルがクッションになって意外に怪我しなくて助かった事もあります」

「まぁそういう意味では防御力はあるのか?」

「それでもボロボロにはあまりならないわよ」

「さて、そろそろ時間か」

「じゃあ今回はヒナ最後にしめてね」

「ランドセルの重量によっては、女の子でも男の子に勝てますね」

「ランドセルの使い方ではないわね」

「まぁナナさんが小学6年までつけていたのも、ある意味痛い光景ですね」

「あぁそれもなんとなく分かる」

「どういう意味だ」

「それではまた次回」

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