第2回目のラジオ放送
「第2回放送だ」
「学校に住み始めて放送して馬鹿みたいだね」
「このラジオのタイトルが仮とはいえ決まりました聖クロス学園放送局です」
「地味だよねぇこのタイトル」
「いやですねぇアミさんの本名ほどじゃありませんよ」
「ヒナ、調子のっていると後で痛い目みるからねぇ」
「まぁまぁ互いに本当の事だろう」
「そうですね、とりあえず名前は決まりましたが、この後どうするんです」
「何か企画でもやるんじゃないの?」
「何か案でもあるのか?」
「学校にあるものをネタになんか喋っていけばいいんじゃない?」
「意外といい案ですね」
「意外はよけいだっての」
「悪魔のアミはこういう小知恵は回るからな」
「ナナは天使なんだからもっとちゃんと素直に褒めたらどう?」
「素直に褒めているぞ」
「誠意が見えないんだけど」
「まぁまぁとりあえず最初のテーマはなんにします?」
「時間割でどうだ」
「なんでそこで変化球」
「いや、目に入ってきたからだが」
「まぁでも時間割って学校特有ですよね」
「ヒナは時間割でエピソードある?」
「時間割のエピソードって持っているほうが稀だとおもいますよ」
「確かにね」
「よくあるのが時間割が変更になったのを忘れていて、体操着とか忘れるとかですかね」
「ちょー地味なエピソードね」
「時間割で不思議なのは、文句がでてこないと言う点だな自分が決めていないのに文句一つでない」
「それは、自分が文句いっても変わらないということを知っているからでしょうね」
「そもそも、時間割にケチをつけるやつなんていないっての」
「自分が文句言ってもかわらないという、諦めを学ぶのが時間割なのかもしれないな」
「そういうことじゃないと思います」
「いや、でもナナの言う事は一理あると思うわ」
「えー」
「幼稚園と小学校の違いって集団行動にあるんだから時間割で行動を縛っているとも言えるわよ」
「まぁそう言われてみればそうですね」
「まっ悪魔的に言えば、時間割どおりに進めなかったときに開放感を感じていたわ」
「そんな快感はないですね」
「そうだ、時間割どおりすすんでこそ、快感を得られる」
「いやナナさんそういうことでもないです」
「時間割で案外もつわね、正直意外だったわだけどもう飽きたわ」
「まぁ正直引っ張ってみたものの、もう話すこともつきたしな」
「ならこの辺で切り上げますか今回のラジオ」
「そうだな」
「じゃあとりあえず時間割について最後なにかヒナ一言でしめて」
「時間割って覚えたらその後はまったく見ない用がない紙ですね」
「それじゃあまた次回の放送をお楽しみに」