ゲストはつむじ風かそれとも台風かの26回目
「さてさて、このラジオ26回目になりましたね」
「そうだな」
「ゲストがくるのは、次回になりそうね」
「そうですねアミさん」
「テンション低いわね」
「いやぁそういえば私ゲストの方苦手なんですよね」
「ヒナ、そんなに苦手意識をもつな」
「そうそう、ピーマンとかも苦手だけど食べないといけないのと一緒よ」
「私は小学生ですか」
「似たようなものでしょ」
「まぁ私がそうなら、アミさんは幼稚園生ですよね」
「どういう意味よ」
「おもに、身長的な?」
「あぁまぁ身長はしょうがないだろう、もう伸びないだろうから」
「あぁって何よ、自分が背が高いからって調子乗ってるんじゃないわよナナ」
「いや、主にですから、その他の意味を聞きたいですか」
「ヒナ、あんたいい度胸しているわね」
「まぁ落ち着けアミ」
「アンタも原因の一つなんだけど」
「それは、そうとヒナ、苦手意識があるのは何故なんだ」
「あぁ、なんかこうあざとい感じが、だめですね」
「アミも似た様なものだろうに」
「どういう意味よ」
「アミさんは、ほらなんていうか、だめな感じがして親近感がもてます」
「ヒナ、あんたもラジオでゲスト苦手と言っている時点でだめなアイドルよ」
「まぁそれもそうですね」
「丁度いい、今回のラジオですこしでも苦手意識をなくして次回のラジオに臨むぞ」
「いいんじゃない、ヒナのピーマン食べれるようになりたいなみたいな感じのコーナーで」
「アミさん、ネーミングセンスないですね」
「うっさいわね」
「ヒナは何かコーナー名つけたいのあるか」
「特に無いので、先程の恥ずかしいコーナー名でいいですよ」
「恥ずかしいいうな」
「それで、どう克服するんですか?」
「ピーマンが食べれない場合、大抵無理やりにでも食べさせるのが一般的だな」
「無理やりって、それ逆にキライになりますよ」
「おぉさすがヒナ、食べないでいいことにしようとして逃げる気ね」
「いや、無理やりってどうやるんですか?」
「好きだと思い込んで接するのはどうだ、付き合わなければ分からない事もあるだろう」
「そうねぇ、ヒナがファンレター書いて後でよむのは?」
「この放送で、無理やり書かされたという事になったら、ゲストもいい顔しないと思いますよ」
「それもそうか」
「でも、何かさせたいわよね」
「そうだな、学校で友達同士が喧嘩した場合仲直りというのはどうやっていたんだ」
「なんか数日たてば何事も無いように遊んでましたね」
「ヒナはなんかごめんなさいと素直にいいそうもないわね」
「アミさんごめんなさい、私結構素直ないい子でしたよ」
「どうだか」
「アミはどうだったんだ?」
「好きなもので懐柔とか、なんか一緒に食べてたわね」
「さすが食いしん坊なアミさんではありますね」
「食いしん坊は余計よ」
「ふむ、一緒に食べるかなるほど。よしゲストと一緒に調理実習をするか」
「一応ラジオだと言う事を一切忘れた発言よね」
「まぁ動画とれば伝わりますけど」
「いや、ラジオ収録前にとればいいだろう」
「まってください、これ次回のラジオの前に苦手意識をなくそうというコーナーですよね」
「いいんじゃない?私は面白そうだし」
「何事も経験だぞ」
「なんかゲストの意見聞かずに進めているけどいいんですかね」
「まぁ風邪引いたときに決まる委員会のようなものと思えばいいんじゃないか」
「私としては多数決に押されていやな委員会に所属する気持ちですよ」
「よし決まりだな」
「じゃあヒナ、他に何か苦手なものある?」
「いや、このコーナーは今回だけにしましょうよ」
「そろそろ時間だが、ヒナ何かあるか」
「そうですねぇ私達がゲストの紹介していないというのはどうなんでしょうか?」
「すっかり忘れていたな」
「そうねヒナ、今回のシメとしてゲストの紹介を可愛くあざとく紹介するのよ」
「今人気沸騰中、だってかわいいんだもん。沸騰しすぎてアナタのハートもヤケドするかもね。ミーちゃんずのミケらんちゃんです」
「無難ね」
「これでも精一杯やったんですよ」
「いいんじゃないか、うん」
「ヒナさんが目をそらしたレベルですよ」
「わかったわよ、勘弁してあげるわよ」
「それではまた次回」




