天才も二十歳過ぎればただの人、このラジオ20回たっても変らずです。
「20回目のラジオですね」
「そうだな」
「20回となると感慨深いものがあるわよね」
「例えば何が記憶に残っています?」
「さて、今日のテーマはなにかしらナナ」
「絶対に適当にいいましたね」
「覚えているわよ、まぶたを閉じれば眠たくなるぐらいに」
「適当だな」
「まぁアミさんの脳の許容量に期待はしていませんが」
「ヒナあとで話あるからね」
「まぁとりあえず20回だ、何かこれからに向けて決意表明でもしようではないか」
「決意表明ですか」
「身を引き締める事で、自己を高めていこう」
「じゃあこれからもこのラジオが続きますようにとでも言っておきます」
「あっじゃあ私はこのラジオが今回で最終回にならないようにといっておくわね」
「他力本願のような気がするな」
「しょうがないですよ、お偉い方々の判断ですからね、ナナさんは何かあるんですか」
「このラジオをよくするために何か新しい事にチャレンジしたいな」
「まぁそういって見切り発車で始めたメール企画は企画倒れになりそうですけどね」
「そうね」
「後でその点は見直しとか必要だな」
「まぁ企画として、喋っているこの学校に関してのテーマが続いているだけ、マシなのかもしれないですね」
「とりあえず見直しの前に本当に最終回にならないようにさっさと今回のテーマ決めましょ」
「そうだなぁ、ヒナはなにかテーマあるか?」
「なら今回は生徒会でどうですか?」
「生徒会か良いんじゃないか?」
「ナナは生徒会とかやってったぽいわよね」
「そうですね、ナナさんやってそうですね」
「残念ながら私はやっていないな、選挙で負けてしまったからな」
「生徒会選挙ってあるんですね」
「私のところは信任投票だったわ」
「私もです」
「まぁ生徒会活動のところは学校によって温度差があるか」
「生徒会ってマンガとかは違って雑用が主ですよね」
「生徒会で独自でルール作るなんて無理だからな」
「雑用するために放課後つぶすなんて考えたくも無いわ」
「イベントや、生徒会からのお知らせとか父兄の集まりのための書類作りとかもあるしな」
「それだけやって何ももらえないんでしょよくやるわね」
「アミさんは知らないでしょうが、内申点とかあるんですよ」
「それ役に立つ?」
「それなりに役に立つんじゃないんでしょうか?」
「へーそこらへんどうなのナナ」
「内申というより自己を高めるためにというものだったからな」
「そうなんですか」
「まぁ内申が欲しいというのも悪くは無いと思うぞ、結局は苦労するというのは変らない」
「苦労したいんですか」
「苦労というより貴重な体験をしたいんだろう、そういう事も含めて立候補したしな」
「なるほどですね」
「ヒナはなんか生徒会でエピソードある?」
「生徒会室でお菓子とか食べてましたね」
「あぁ見つかりづらい盲点を突いていたわけね」
「そろそろ時間か、アミまとめてくれ」
「現実の生徒会って苦労したい変態がいっぱいいる感じよね」
「確かに」
「それは偏見だ」
「それではまた次回」




