しゃべるしっくりくる16回
「ただいま戻りましたといっても昨日の事なんですけどね」
「お帰り、さぁここで一発なにか一言どうぞ」
「シャバの空気は美味いぜ」
「放送室だけどな」
「ノリわるいなぁナナは」
「とりあえずヒナどうだった」
「いやぁ何やっているんだろ私って気になりましたよ」
「そうか次回は私かアミかのどちらかだな」
「なんか罰ゲームよね、ヒナも一人で寂しいならまざってもいいわよ」
「そこはごめんこうむりますね」
「まぁそこは後から決めればいいわね」
「そうだな」
「私はやりませんからね」
「それはフリ?」
「いやフリではありません、念を押しているんです」
「それを前フリっていうんじゃなかったけ」
「芸人さんならそうかもしれません、あとアミさん」
「だれが芸人よ」
「おいそろそろ今回のテーマ決めるぞ」
「はいはい今回はヒナあんたが決めていいわよ」
「そうですかじゃあシャバってことで屋上にしましょう」
「シャバっていっていいか微妙なところね」
「まぁ外ではあるか」
「学校内ともいえる微妙なとこよね」
「なにか思い出あります?」
「飛行訓練とか?」
「屋上から飛ぶやつね、やったわ」
「いやぁそれはないですね私人間なんで」
「じゃあヒナの思い出ある?」
「あぁ私らの時立ち入り禁止になった思い出がありますね」
「うわぁ」
「まぁ立ち入り禁止前は危ない場所ということでしたからね」
「たしかにきちんとフェンスとかないと危険だな人間は」
「私らも上級生になって飛べるようにならないと入れないからね」
「施錠とかきちんとされていて実際には入れないところも多いみたいですね」
「マンガとかだと屋上でご飯というのも結構多いわよね」
「屋上は告白のスポットでもありますよね」
「なんで屋上でと思うときあるわ」
「つりばし効果ってやつですかね、あと人目につかないとか」
「学校の人目につかないところって不良のたまり場でもあるわよね」
「さすがアミさん詳しいですね」
「さすがには悪意が感じるんだけど」
「あぁでも確かに不良漫画で不良がたむろっている場所の一角でもありますね」
「そう考えると結構危ないところだな」
「いやそれを含めてのつり橋効果かもしれませんし」
「いやな効果だな」
「不良のまえで告白する勇気があるならそもそも屋上に呼び出しはしないと思うわよ」
「それもそうですね」
「さてそろそろ終わりにするか」
「そうねじゃあヒナまとめの一言」
「屋上は立ち入り禁止になると結構へこむ場合がありますのでいけるならお早めに」
「まぁもし閉鎖になっても飛べばいいけどね」
「それは人間には無理ですね」
「明日は屋上でお昼でもするか」
「なんでよ」
「なんとなくな」
「まぁたまにはいいんじゃないですか?」
「まぁいいけど」
「決まりだな」
「それでもリアルは充実しませんがね」
「それはいわなくていい」
「それじゃあまた次回」




