十二支の数と同じ十二回目のラジオ
「12回目ですね、何か最近ありました?」
「ヒナ急にラジオっぽい始まり方やめてよね」
「いや、まぁたまにはいいかなって思いましてね」
「ちょっと待て私たちはラジオ放送をしているんだぞ」
「あぁそうでしたそうでした」
「何一つラジオ放送っぽい感じないわよね」
「そうですね、ラジオらしい企画というものがないのかもしれません」
「ラジオらしい企画ねぇ」
「例えばどんなものだ?」
「送られてきたメールを読むとかですかね」
「ふむ、丁度昨日アミから送られてきたメールが一通ある」
「そういうことじゃないわよ」
「なんて送られてきたんですか」
「眠い」
「わざわざ送る内容でもないですね」
「ぼぉーとしていたのよ、いいから今回はどうするの」
「そうだなアミは何かあるか?」
「何かあるかと聞かれてもねぇ、そうねぇたまには教科でいきましょうか」
「教科か、色々あるな手始めに国語でどうだ?」
「お二人も国語あったんですね」
「生活するところが日本だからね、そりゃあね」
「なるほどですね」
「ヒナは国語の時間のなにか思い出あるか?」
「そうですね、書き取りは面倒でしたね」
「あれ書いていると何やっているんだろうという気になるわね」
「いや授業だ」
「そうですけど、実感というのがわかないんですよね」
「分かる3回ぐらいでいいのに10回とかわけわかんないわ」
「それで3回で覚えるならいいがな」
「まぁ覚えませんね」
「覚えないわね」
「じゃあ書いて覚えるしかないだろう」
「そうですね、でも面倒でしたよ」
「宿題写させてというのもできないのが書き取りの宿題よね」
「確かに写す苦労が一緒ですものね」
「まぁ出さなかったけどね、漢字の書き取り以外でなにかある?」
「そうですね写本は面倒でしたね」
「またそれか」
「いやでも分かるわ、あれ写本の意味がわからないもの」
「書いて読むということで物語をより理解するということだろう、漢字の練習にもなるしな」
「物語って読むというのが基本でしょ」
「まぁ確かにな」
「読むために作られたのに、書くという行為がわからないわ」
「だからそれが授業なんだろう」
「読むといえば国語の本って全国一律ではないみたいですね」
「そうね」
「なんででしょうね」
「地域色ってわけでもないでしょうけど」
「有名な古典作品とかは乗るわけですしね、意味が分からないですよ」
「まぁそれをいうなら教科書と言うのは教科毎に全国一律ではないしな」
「地域の学力によって進行が違うという噂もあったわね」
「基本的には学習の範囲がみたせるなかで選択されているのだろうし」
「まぁそれもそうだけど、中には恋物語重視とかあったりしたら面白いわね」
「日本の古典結構ドロドロの展開だったりするぞ」
「まったく授業を覚えていないと関係ないということですね」
「うるさい、ヒナもこっち側でしょうが」
「そろそろこの辺にするか」
「じゃあ今回アミさん国語について一言」
「作者の気持ちに当てはまるのを答えなさいって絶対作者に聞いたのっていう人いるわねアレ同感」
「問題作った人はそこは察しなさいよと言う事じゃないですかね」
「また次回」




