11回目のラジオ放送でも流しますか
「はいこのラジオ11回目ですね、アミさん」
「そうね、そして結果が審査されているのね」
「気にしても仕方ないだろう」
「そうですね、送ったばっかりだしあと5、6回は大丈夫ですよ」
「審査されなければもっと時間かかるわね」
「まぁとにかく気にせず全力でラジオ放送をするか」
「全力がこの程度とはとか思われないように頑張ります」
「この程度は余計よ」
「さて今回お題はどうする?」
「前回は何を話しましたっけ?」
「給食よ」
「アミさん腹ペコキャラでいきますか?」
「いかないわよ、それよりヒナこそキャラ付けでもしたら」
「それはまた今度事務所と相談して決めますよ」
「まぁこのラジオでいう必要もないか」
「そうね、それで今回どうするの?」
「アイドルらしく歌に関連したものでどうです」
「結構広いわね」
「じゃあ校歌でどうです?」
「校歌かいいんじゃないか?」
「ナナさんところの学校はどんな校歌でした?やっぱり賛美歌とかですか」
「期待しているところ悪いが賛美歌ではないぞ」
「そうなの意外ね」
「いやアミだって悪魔とかそういった類のものは入ってこないだろう?」
「まぁ確かに」
「そういうものなんですか」
「音楽の時間で賛美歌は歌う事はあるが、校歌は違ったな」
「確かに学校に通うすべてが天使というわけではないですからね」
「まぁ多少賛美歌のような歌詞はあったがな」
「それどんなのですか」
「偉大なる神の心を受け継ぐ子として羽ばたく我ら」
「結構ストレートね」
「アミおまえのところはどうだったんだ」
「地獄の底から笑い声が途絶えぬとかですか」
「いや、そんな不気味な歌詞じゃないわよ」
「そうですか」
「何残念がっているのよ」
「じゃあどんなものがあったんだ?」
「明るく楽しくとかよ、確か」
「うろ覚えですね」
「校歌とかあんまりおぼえていないわね、まぁ学校の名前は入っていたわ」
「そりゃあそうですよ」
「そういうヒナは覚えているわけ」
「覚えていますよ、全部と言うわけではありませんが」
「どんな感じだったんだ?」
「元気な声に元気な体 健やかにのびのびと笑いあうとかですね」
「校歌らしいっちゃらしいわね」
「まぁ校歌っていったら健やかにとか元気にとか前向きな歌詞ばかりですね」
「模範の子を歌っているからな」
「まぁ多分校歌ってそれで思いれないのかもね」
「いやそれは不真面目なだけだろう」
「結構私のところでは朝礼とかイベントであるごとに歌っていましたからね」
「さてそろそろ時間だしアミ今回の校歌について一言」
「まぁでも校歌って結局似たり寄ったりになるけどテーマソングの一つもない私たちより数段上よね」
「確かに歌一つももらえてませんし」
「まぁ仕事が舞い込むことを期待してまた次回」




