七転八起より七転八倒のほうが多い気がする第七回
「七回目ですね聖クロス学園放送局」
「実際に放送されるのは何回目でしょうね」
「まぁ、一回も無いんじゃない」
「せめて一度ぐらいは放送されてほしいですよね」
「そんな志の低い事でどうする」
「いやまぁそうですね」
「それに今考えてもどうしようもない事だ、私たちにできるのはひたすらラジオをしていく事だ」
「それ拷問」
「まぁでも確かに、今言ってもしょうがないですね」
「そうね」
「さて、今回のテーマはどうする」
「廊下でいいんじゃない」
「廊下か何かエピソードあるかヒナ」
「そうですねぇ、廊下雑巾がけレースは懐かしいですね」
「私モップだったからわかんない」
「あれ結構重労働で、楽しくないものを楽しくするという子供の知恵ですよね」
「子供の知恵っていうか遊びよね」
「ただ危ない感じもするけどな」
「まぁそうですけどね」
「廊下っていえば、廊下は走るなという標語あるわよね」
「あぁありますね」
「廊下を飛ぶなとかもあったな」
「そりゃ羽根が生えている方々だけです」
「まぁ廊下なんか飛ばないけどね」
「その羽根はかざりですか」
「あぁうん私のは飾りだよ、ナナは?」
「飾りではなく観賞用で生やしている」
「それを飾りと言うんですよ」
「実際飛ぶという事に関しては、天使パワーでとんでいるから羽根はなくてもあってもな」
「そうそう私も悪魔パワーでとんでいるから」
「変なパワーですね、それにしても観賞用ってだれが見るんですか」
「神様とかお偉いさん達だな、人間もみるだろ」
「まぁ確かに自分にはないものですからね」
「話を廊下に戻すが廊下を走るのは危ないからあの標語ができたんだろう」
「そうですよ」
「なんで走るんだ?」
「遅刻しそうなときとかですかね」
「時間通り行動していれば、走る事も無いだろう」
「いやまぁそうだけどね、それができれば苦労しないわよ」
「走るほうが疲れると思うがな」
「言われてみればそうですね」
「反省がたりないんじゃないか?」
「そういやさ廊下にバケツを持って立ってなさいってあるじゃない、なんで廊下?」
「いや私に聞かれても、教室で真面目に受けている人の不満を排除しているからとかですかね」
「授業中の廊下というのは、人通りが少なく一人になる不安を煽るからな」
「まぁ確かに、この学校の廊下もすごい寂しさが漂いますよね」
「やっぱり、廊下は活気があったほうがいいわね」
「そうですね、じゃあアミさん廊下について一言どうぞ」
「廊下は生徒が走っていたほうが活気づいていたほうがしっくり来るわよね」
「いや、走るな」
「また次回」




