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初恋の予感

作者: 口羽龍
掲載日:2026/05/10

 雄一は大学生。山形県の出身だ。高校まで山形県の実家で過ごし、東京の大学に合格して、今年の3月下旬に上京した。東京には修学旅行で行った事があるが、まだまだ東京での生活には慣れない所が多い。朝の混雑ぶりや、人の多さだ。だが、それらに慣れて、東京の生活になじめるようにしないと。そして、結婚して家族を設けないと。その為には、早く恋人を作らないと。


「うーん・・・」


 雄一はいつものように起きた。東京での生活には徐々に慣れてきて、問題なく頑張れるようになれた。これから、友達を多く作って、その中のガールフレンドから、恋人になれそうな人を早く探さないと。


「さて、今日も大学だ」


 雄一は朝食を食べていた。朝食はいつも、ご飯をみそ汁だ。どっちもコンビニで買ってきたもので、週末に1週間分をまとめてコンビニで買ってきている。


 雄一はニュースを見ていた。これも毎朝のルーティーンだ。このニュース番組は、山形にいる頃から見ていた。だが、山形とは少し内容が違っている。これが東京との違いなんだな。だが、それにも慣れていかないと。


 雄一は星占いを見ていた。これも山形にいる時から見ている。それを見てから、登校していたな。それを見て、今日はどうしようかと考えている。


 そして、雄一の星座の占いの順番が来た。今日はどうだろうと思っていた。と、今日は恋愛運があると言っている。雄一は嬉しくなった。今日は恋人ができるんじゃないかと予感していた。それは本当なんだろうか? ちょっと疑わしいけれど。


「えっ、今日は恋愛運がある?」


 雄一は戸惑っていた。東京に来てまだ1ヶ月ちょっとなのに。そんなに早くできるのかな? まだまだ先だと思っていた。だけど、もしできたら、絶対にその人と仲良くなって、結婚できたらいいな。


「そんな事・・・」


 雄一は朝食を食べ終えて、歯を磨きに行った。これも毎朝のルーティーンだ。徐々にその生活に慣れてきた。後は勉強をしっかりしないと。


 雄一は歯を磨いている間でも、気になっていた。今日は恋愛運が高いのか。本当に恋人なんてできるんだろうか? そんな予感、全くしないんだけど。まだまだ先のように思えるんだけど。


 雄一は歯を磨き終えると、登校の準備を始めた。今日も頑張らないと。


「さて、行くか」


 雄一は住んでいる部屋を出て、しっかりと施錠をして、最寄りの駅に向かった。駅までは徒歩数分だ。ここから10分ぐらい電車に乗って、大学の最寄り駅に向かう。部屋のあるアパートの前の道路には、多くの人が歩いている。彼らはみんな、駅に向かっている。これが朝の風景だ。最初は慣れなかったものの、徐々に慣れてきて、これが日常と思えるようになってきた。


 雄一は駅にやって来た。駅は高架駅で、ホームには多くの人が電車を待っている。自分も早くそこに行かないと。


 雄一はホームにやって来た。ホームには多くの人がいる。雄一は彼らと一緒に電車を待ち始めた。ホームは騒がしい。周りの女子高生のおしゃべりの声だ。


 少し待っていると、電車がやって来た。10両編成の長い電車だ。4ドアロングシートで、車内には多くの人が乗っている。電車が到着すると、ホーム柵が開き、それに続いて電車のドアも開く。まずは降りる人が優先で、それから乗客が車内に入っていく。雄一も入っていく。


 発車メロディが鳴り終わり、電車のドアが閉まる。それと連動して、ホーム柵も閉まる。雄一は古本屋で買ってきた文庫本を読み始めた。程なくして、電車は走り出した。


 と、雄一はある女が気になった。昨日の行きも帰りも乗っていた。それに、同じ駅で乗り降りする。なんか気になるな。どうしてだろう。


「あれっ、あの子、昨日も行きの電車が一緒か」


 雄一は首をかしげた。ひょっとして、自分と同じ大学に通っている学生だろうか? 全くわからないけれど、そんな気がする。


「何だろう」


 と、大きな揺れで女は雄一にぶつかってしまった。


「あら、ごめんなさい」

「いえいえ」


 雄一は笑みを浮かべた。女はほっとした。殴られるんじゃないかと思ったようだ。


「あなた、行きも一緒じゃなかった?」


 雄一は驚いていた。まさか、女は雄一にも気づいていたとは。ひょっとして、同じ大学の生徒だろうか?


「そうでした」


 ふと、女は気になった。同じ大学の生徒だけど、どこから来たんだろうか?


「やっぱり! どこから来たの?」

「山形」


 山形と聞いて、女は驚いた。山形から来たんだな。きっと、東京で頑張りたいと思って、ここにやって来たんだろう。


「そう。私はずっと東京なの」

「そうなんだ」


 どうやら、その女はずっと東京に住んでいるようだ。とても優しそうだな。


「あなたが受けてた講義、私も受けてたの」

「そうなんだ」


 雄一はまた驚いた。まさか、この女も自分と同じ講義を受けていたとは。全く気付かなかった。今度、講義を受ける前は、辺りを気にしよう。そして、その女を探そう。


「けっこう優秀なの?」

「そう・・・、らしいけど・・・」


 女は雄一が優秀だと知っていた。みんなから信頼されているし、教授からも期待されている。


「優秀だよ」

「ありがとう」


 次は大学の最寄り駅だ。そろそろ降りないと。


「あっ、次で降りないと」


 2人は大学の最寄り駅で降りた。今日は2人とも、講義があるようだ。


 2人は大学までの道を歩いていた。道には多くの大学生がいて、とても楽しそうな表情だ。自分もこんな風に、仲の良い友達がたくさんほしいな。そして、充実した大学生活を送りたいな。


 と、女は別の場所に向かおうとしている。これから雄一とは別の教室で講義を受けるようだ。


「じゃあね、バイバイ」

「バイバイ」


 雄一と女は別れた。まさか女に話しかけられるとは。ひょっとして、恋だろうか?


「はぁ・・・。まさか、女に話しかけられるとは。なかなかいい女だな」


 と、雄一は今朝の星占いを思い出した。まさか、あの星占いの影響だろうか?


「えっ、まさか・・・」


 雄一は少し嬉しくなった。その恋が成就して、結婚に至れたらいいな。

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