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葛藤

シーン:2024年10月 高蔵寺スープリームコートタワーレジデンス 最上階 松川永史の部屋


(夜景が広がる大きな窓の向こうに名古屋の街の明かりがきらめく。部屋には静かなジャズが流れている。松川永史がグラスに注がれたシャトー・ムートン・ロスチャイルド 2015を手に取り、高級チーズコンテ18ヶ月熟成をつまみながらソファに深く腰掛ける。)


松川永史 (心の声)

「まさか、あおいちゃんが内津峠まで来てくれるなんてな……。」


(ワインを一口飲む。グラスを眺めながら、昨夜の光景を思い出す。)


松川永史 (心の声)

「胸が締めつけられる思いだよ。俺のせいで、怖い目に遭わせてしまった……。」


(ふと窓の外を見つめる。昨夜のヘアピンカーブでのバトルを回想する。)


松川永史 (心の声)

「あのランエボを追いかけて、インに飛び込んだとき……視界の先にいたのは、あおいちゃんだった。」


(グラスを置き、両手で顔を覆うように頭を抱える。)


松川永史 (心の声)

「溝落としは一か八かの賭けだった。でも……あおいちゃんの姿が見えたとき、体の中から不思議な力が沸き上がるような気がして、気が付いたらコーナーを曲がり切っていた。」


(深く息を吐き、視線を天井に向ける。)


松川永史 (心の声)

「もしも、あそこにあおいちゃんがいてくれなかったら……俺はとっくに死んでたかもしれないな。」


(カブで帰る道中のことを思い出し、そっと笑みを浮かべる。)


松川永史 (心の声)

「峠からの帰り道、カブの後ろにあおいちゃんを乗せて走った。背中越しに伝わるぬくもり……。」


(ワインをもう一口飲み、少し切なそうな表情になる。)


松川永史 (心の声)

「心臓が高鳴り続けた……。あんな気持ちは初めてだ。」


(自分の胸に手を当て、静かに目を閉じる。)


松川永史 (心の声)

「はっきりとわかる……俺にはあおいちゃんが必要なんだ。」


(しかし、表情が曇り、再びグラスを置く。)


松川永史 (心の声)

「でも……俺と一緒にいることで、昨日みたいに怖い目に遭ったり、つらい思いをさせてしまうかもしれない。」


(静かに立ち上がり、夜景を見下ろす窓辺に歩み寄る。手には再びワイングラスが握られている。)


松川永史 (心の声)

「どうすればいいんだ……俺は。」


(松川永史の顔には、あおいへの強い想いと葛藤が入り混じった複雑な表情が浮かんでいる。)


シーン終了

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