美人の噂
シーン:2024年10月 春日井東陵高校 教室 朝 始業前
(教室では生徒たちが談笑している。あおいと男子2人組が机を囲んで話している。)
男子A
「昨日ははぐれちゃってごめん!大丈夫だった?」
あおい
「ううん、大丈夫。スマホ忘れた私が悪かったの。ちゃんと帰れたから気にしないで。」
男子B
「そっか、それなら良かった。いやー、それにしても昨日の頭文字Eの走り、すごかったよな!いっぺん見たら忘れられないわ。」
男子A
「ほんとにな。あのランエボを抜くなんて、普通じゃ考えられないよな。」
(あおいは昨日の出来事を思い出し、少し頬を赤らめながらも、黙って聞いている。)
男子B
「あ、そうそう。聞いた話なんだけど、昨日頭文字Eの彼女が見に来てたらしいぞ!」
(あおいは思わずどきっとするが、動揺を隠しつつ耳を傾ける。)
男子A
「マジで?孤高の男ってイメージだったけど、やっぱり彼女いるんだな。」
男子B
「なんか、カブの後ろに乗せて一緒に帰っていくところを見た人がいるらしいよ。それがめちゃくちゃ美人だったって話でさ。」
(あおいの心臓が早鐘のように打ち始めるが、平静を装う。)
あおい
「そ、そうなんだ……。」
男子A
「やっぱり速い男には美人が寄り添うもんだなー。頭文字Eって言ったら、この辺りじゃ伝説だし。」
男子B
「でもさ、昨日見たっていうその彼女、もうあまりにもお似合いすぎてさ……頭文字Eを狙ってた女性ファンたち、全員意気消沈だってよ。勝てないって悟ったらしい。」
(あおいはドキドキしながらも、動揺を悟られないように頷く。)
あおい(心の声)
「松川さん……昨日の“俺の女”って言葉、本気だったのかな?」
(周囲の会話が続く中、あおいの心は松川永史への想いでいっぱいになる。)
シーン終了




