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東京大学

場面4 - 東京大学 本郷キャンパス(松川永史の視点)


(目の前にそびえる赤門。長い歴史を感じさせるその威厳ある佇まいを前に、松川は心の中で静かに感嘆する。)


松川永史(心の声)

「これが…東大か。近所だったけどこうして来るのは初めてだ…。実際に見るとやっぱり圧倒されるな。あおいちゃんに似合う場所だな…」


(隣に立つあおいが、赤門をじっと見つめている。その横顔にどこか神聖なものを感じ、松川は少し胸を締めつけられるような気持ちになる。)


あおい

「これが…東大の赤門…。松川さん、なんか…すごく厳かですね。」


松川永史

「うん、歴史があるからね。あおいちゃんも、ここに来る日が近いんじゃないかな?」


(自然と出た言葉だった。しかしその一言が、自分の中にある複雑な感情を浮き彫りにする。)


松川永史(心の声)

「『来る日が近い』…。あおいちゃんがここに通うことになったら、どんな未来が待っているのだろう…。彼女が描くその未来図、その中に俺はいられるのか…」


(あおいの「すごく厳かですね」という言葉には、感動と少しの不安が混じっているように感じられる。その微妙なニュアンスが、松川をさらに揺さぶる。)



場面5 - 安田講堂

(堂々たる安田講堂の前で立ち止まる二人。その圧倒的な存在感に、松川は思わず見上げる。)


松川永史(心の声)

「こんな場所で、たくさんの学生たちが夢を追いかけてきたのか…。その中に、あおいちゃんも加わるかもしれない。」


(その未来を想像すると、喜びとともに、一抹の寂しさが胸を過ぎる。それは、自分でもどうしようもない感情だった。)


あおい

「こんな場所で勉強できるなんて、ちょっと夢みたい…。東京のど真ん中なのに、なんだか厳かな感じがしますね。」


(その言葉を聞きながら、松川は静かに微笑む。)


松川永史

「この場所で多くの人が夢を追いかけてきたんだろうね。あおいちゃんもここで未来をつかむかもしれない。」


(自分の声がどこか震えていないかと少し心配になる。しかし、あおいはそんな松川の内心に気づくことなく、力強くうなずいている。)


あおい

「…うん、松川さんにそう言ってもらえると、頑張れる気がします。」


(その言葉を聞いて、松川の胸に温かさがこみ上げる。)


松川永史(心の声)

「未来のことはわからない、しかし、どうなっても彼女のことを応援してあげたい。たとえ、直接でなくても…。」



場面6 - 「連れていきたい場所」へ

(安田講堂を背に、松川はふと遠くを見つめる。そしてあおいに切り出す。)


松川永史

「この近くに、連れていきたい場所があるんだ。ちょっと、いいかな?」


(あおいは少し驚いた様子だが、すぐに興味津々の表情を浮かべてうなずく。)


あおい

「はい、もちろんです!どこに連れて行ってくれるんですか?」


(彼女の期待に満ちた目を見つめながら、松川は微笑む。その表情はどこか懐かしさと温かさが混じっている。)


(二人は静かに、東大キャンパス内の道を歩き出す。)

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