白酒
(リー氏(李先生)が手を叩くと、扉が開き、チャイナドレス姿の女性たちが笑顔で部屋に入ってくる。豪華な個室の空気が一瞬でビジネスから宴会へと変わる。松川永史とリー氏(李先生)はグラスを持ち上げ、白酒の飲み比べが始まる。)
リー(李先生)
「松川先生,今晚真係要挑戰你嘅酒量!」
(松川さん、今夜はあなたの酒量に挑戦させてもらいますよ!)
松川永史
「李先生,飲酒係放鬆既好機會,無需挑戰,只係享受就夠啦。」
(李さん、酒は楽しむものです。勝負ではなく、ただリラックスしましょう。)
(2人は次々に杯を重ねる。リー氏は自慢の酒の強さで食らいつくが、最後には酔いつぶれて机に突っ伏してしまう。)
リー(李先生)
「松川先生……你真係犀利……我輸啦……」
(松川さん……あなたは本当にすごい……参りました……)
(松川永史は余裕の表情で、酔い潰れたリー氏を見つめながらグラスを置く。)
松川永史
「我出去透下氣,維多利亞港嘅風涼快。」
(少し外の空気を吸ってくるよ。ビクトリアハーバーの風は気持ちいいからね。)
(チャイナドレスの女性の一人が松川に近づき、遠慮がちに聞く。)
女性
「松川先生,我可唔可以同你一齊去?」
(松川さん、私もご一緒してもいいですか?)
(松川永史は微笑んでうなずく。)
松川永史
「當然可以,走吧。」
(もちろん、行こう。)
(女性は嬉しそうに松川永史の腕に寄り添い、2人は笑顔で店を出ていく。)
(シーン終了)




