東京
場面1 - お台場
(お台場の海沿いを歩く二人。あおいは目の前に広がる景色にワクワクしながら、松川にさり気なく寄り添う。)
あおい
「すごい!本当にテレビで見た景色と同じ!松川さん、きれいですね!」
松川永史
「うん、天気もいいし、ちょうどよかったね。あおいちゃんが楽しそうでよかった。」
(ふと、自分たちに視線が集まっているのに気づくあおい。すれ違った若い女性グループが小声で話しているのが耳に入る。)
若い女性たち
「ねぇ、見て見て!あの二人、すごい美男美女カップルじゃない?」
あおい
「…私たち、恋人同士に見えるのかな…」(小声で独り言)
松川永史
「何か言った?」
あおい
「あ、なんでもないです!」(笑顔で松川を見上げる)
場面2 - 浅草
(浅草に到着し、雷門の前で記念撮影をする二人。あおいは周りの観光客の雰囲気に、ますますテンションが上がっている。)
あおい
「わー、すごい人!さすが浅草!松川さん、写真撮りましょう!」
松川永史
「いいよ。はい、チーズ。」
(シャッター音が鳴り、写真が撮れる。あおいは楽しげに写真を確認しながら、ふと周りを見渡す。)
あおい
「なんだか周りの人、デートしに来てるカップルも案外多いですね。」
松川永史
「そうだね。外国人だけじゃなくて、日本人も結構いるね。みんな楽しそうだ。」
あおい(心の声)
「でもきっとこの中で一番私が楽しいと思ってる。松川さんと二人で東京なんて今も信じられない…。」
場面3 - スカイツリー
(スカイツリー展望台から、東京の大パノラマを見渡す二人。あおいは窓に顔を近づけ、興奮を隠せない様子。)
あおい
「高い!ほんとに東京全部が見えちゃう…すごい!」
松川永史
「さすが日本一の高さだけあるね。東京も広いけど、あおいちゃんにはいろんな景色が似合うと思うよ。」
あおい
「松川さんと一緒だから、どこに行っても楽しいです…」(少し恥ずかしげに)
(近くで話していた若いカップルが二人をちらりと見て、ひそひそと話す。)
若いカップル
「あの二人、カップルかな?雰囲気ぴったりだね。」
あおい(心の声)
「ああ、私たち、本当に恋人みたいに見えてる…」
場面4 - 東京大学 本郷キャンパス
(本郷キャンパスに到着した二人。目の前には威厳ある赤門がそびえている。)
あおい
「これが…東大の赤門…。松川さん、なんか…すごく厳かですね。」
松川永史
「うん、歴史があるからね。あおいちゃんも、ここに来る日が近いんじゃないかな?」
あおい
「…そうなれたらいいんですけど。東大って、本当にすごい場所なんですね。」
場面5 - 安田講堂
(キャンパスを進み、安田講堂の前で立ち止まる二人。講堂の堂々たる佇まいを見上げるあおい。)
あおい
「こんな場所で勉強できるなんて、ちょっと夢みたい…。東京のど真ん中なのに、なんだか厳かな感じがしますね。」
松川永史
「この場所で多くの人が夢を追いかけてきたんだろうね。あおいちゃんもここで未来をつかむかもしれない。」
あおい
「…うん、松川さんにそう言ってもらえると、頑張れる気がします。」
(松川、ふと遠くを見つめるような表情をしながら口を開く。)
松川永史
「この近くに、連れていきたい場所があるんだ。ちょっと、いいかな?」
(あおい、少し驚きつつも興味津々にうなずく。)
あおい
「はい、もちろんです!どこに連れて行ってくれるんですか?」
(松川の表情はどこか温かく、少し懐かしそうに見える。二人は東大キャンパスの中を歩き出す。)