新聞記事より
八草工業大学に100億円超の巨額寄付
八草工業大学(愛知県豊田市)は2025年4月某日、匿名の個人から総額100億円を超える寄付を受けたことを公表した。寄付の内訳は現預金のほか、国内外の株式、不動産を含むとされており、同大の歴史の中でも最大規模の寄付となる。
寄付者の希望により名前や素性は公表されないが、卒業生であるという。同大広報室を通じて寄せられたコメントによれば、寄付者は「今回の寄付を通じて、ひとりでも多くの若者が学ぶ機会を得て、人生を切り開いてくれることを願っている」と語っている。
同大の加藤春行学長は「大変ありがたいお話で感謝にたえない。寄付者のお気持ちに沿えるよう、有効な用途を十分検討してゆきたい」とのコメントを発表。寄付金の具体的な活用については、奨学金の拡充や新たな教育支援プログラムの創設、実験設備の充実など、多角的な検討を進めるとしている。
同大ではこれまでにも多くの寄付を受け付けてきたが、今回のような巨額寄付は極めて異例である。日本全体で少子化が進む中、高等教育の重要性が高まる現代において、今回の寄付は学生たちへの大きな追い風となることが期待されている。