最終章〜超ラノベ
完結です。宜しく御願い申し上げます。
━━すぽん!
どういうことだ?
わたしは混乱していた。これは異世界転生の一種ということなのか?
━━ずこ!
これがラノベというものなのか?これはもしかして、純悟郎の言う通りえっ〇シーンということなのか?
━━ばし!
いよ、きっとバトル・シーン(という呼び方があるかどうかも知らないが)に違いない。
━━すぽこん!
いや、これは濡れ場を表すオノマトペだったはずだ。少なくとも純悟郎はそう言った。
━━どばん!
のんなんだこれは?
結末というものが無いのが最近の小説の傾向だとでも言うのか?
━━ずぼ
卑猥なる音か?
何の世界だ?この異世界では何をせればいい?
そうだ。特殊能力だ。異世界転生では、特殊能力があるものではないのか?
「すぱあああああん!」
私は叫んだ。
その一瞬で、母親と純悟郎が消え去った。純悟郎の勉強部屋に私独りが取り残された形だった。
「こんなんでいかがでしょう?」
私は恐る恐る訊いた。
編集先生は、相変わらずしかめっ面で原稿用紙の束に眼を落としたままだった。編集先生A氏は静かに言った。
「お話になりませんな。」
「はあ」
「あなたはライト・ノベルの意味も、異世界転生の意味も、ちっとも理解していらっしゃらないようだ」
「はあ」
「この作品は、世に出すわけには参りません」
完結です。有り難う御座いました。




