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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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8-84

 地面が熱い。


 真っ赤に燃え盛るかのような赤い色の地面は、ここへ来た時よりも更に高温になっていた。


 足袋の底から高熱が襲う。


 シロは大丈夫かと、少し後ろへ振り向いてみると、意外にも熱い地面をトコトコと何食わぬ顔で歩いていた。


 ドンッと、巨大な炎の柱がまた遠くで昇った。

 それと同時に、また気温が上がる。


 大汗を掻きながら、慎重に歩いては、なるべく中身を見ないようにして、真っ赤に焼けた熱鉄のかまの間だけに目を凝らした。


 その先に、広大な焦熱地獄の地に洞穴がないかと探す。   

 

 この周辺には、無いやと思い。

 諦めかけたその時。


 また炎の柱が、今度はすぐ近くの島で昇った。

 轟音と共に凄まじい高温が襲ってきた。


 気温があっという間にグングンと上がり、とても耐えられるような暑さではなくなってきてしまった。


「どうしよう……火端さん……」


 額の大汗をハンカチで、拭うのも億劫になってきて、このまま倒れるだけとなった。だが、シロが後ろへ歩き出した。

 

「ニャ―」

「シロ……やーい……? どこへ……?」


 シロは、元来た海を一人目指していた。

 時折、こっちへ向いてニャーと鳴く。


 私には、ついて来いともとれた。


「あ……、そうか……」 


 私は、シロと共に渡し船へと戻った。

 海の上なら、幾ばくかの暑さをしのげる。


 そう思うが、身体がいうことをなかなか聞かない。

 私は、暑さでだるくなり、身体中の血液が沸騰しそうな予感すらしていた。

 

 やっとのことで、シロと砂浜をフラフラと歩いて渡し船へ乗ると、オールを漕ぐ。


 



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