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だけど、涼しい大地までかなりの距離がある。
俺たちは、段々命懸けになってきた。
空気が熱くて、走っていながら、息が大きく吸えなくなった。
肺が焼けるようだ。
「ハッ、ハッ、ハッ、アッツーー!」
「フウ、フウ、火端さん……やはり焦熱地獄から下層は、人間では無理なのかも知れませんね」
「いや、なんとか……なるさ……きっと」
「ふふ……さすがです。火端さん。弥生さんが早くに見つかるといいですね」
熱鉄のかまが、所狭しとある道へと差し掛かった。
小さい体のシロは至って、困らない。
だけど、俺たちには、これから狭い道を走って行かないといけない。そのことがひどく困難だった。
熱鉄のかまに、あやまって少しでも触れてしまうと、大やけどになる。
島全体の焼けるような高熱も、ほとんど耐えることができなくなってきたてしまった。
そんな中。
シロは、俺たちを置いて、一直線に走って行ってしまった。
「そんなあー、まあ、いっか……。音星。これから狭い道を走るから、気を付けて」
「ええ」




