76/113
7-68
あのサングラスの男。広部は、妹が変死していたのか?
それも自分のマンション内で……。
なんか大変なんだな。
でも、なんで妹を巻き込んだ? 普通に兄貴と呼ばれるだけじゃダメなのか?
そこにも何かあるのかも知れない。
今度、地獄で広部に出会ったら、聞いてみるか。
多分、広部はすでに亡者になっていたはずだから、獄卒の金棒によって、今じゃ半透明な人型の魂になっているはずだ。大叫喚地獄辺りをうろついているはずだ。
そうと決まれば、早速。明日にはクーラーバッグをクーラーボックスに替えておこう。これで焦熱地獄は大丈夫だろう。冷たい飲み物やアイスの他にドライアイスもたくさん買ってきて、また地獄巡りだ。
俺はそう考えると、音星の方を向いた。
音星は静かに目を閉じて考え事をしていた。




