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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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6-58

  そこで、俺のお腹がグウ―と鳴った。

 音星はクスリと笑うと、またあの坂道の角を指さして肩にぶら下げた布袋を降ろした。


「火端さん。もうそろそろ休憩にしませんか? お食事にしましょう。弥生さんは空腹になりませんが、肉体のある私たちは違うので」

「お、おう」

「むう、そうか。それは不便だな。だが、都合もいい。ゆっくりと妹の事を考えることだ。私は仕事がまだあるから行くが、お前の妹はここから大叫喚地獄へ戻ったぞ」

「はい! 色々とありがとうございました!」

「はい! とても助かりました! ありがとうございます!」


 俺と音星は閻魔大王と別れると、坂道の角へと歩いて行った。

 殺風景な角へ戻ると、立っている木が少し風で凪いだ気がした。


 木の根もそこかしこにあるので、ちょうど二つの座れる根に腰掛け、俺はクーラーバッグからおじさんが作ってくれた……特大塩おにぎりを取り出した。音星はいつもの梅干し入りおにぎりだ。


 それにしても、妹よ……お前は……俺が……。

 

 あ! そうだ! 答えはもう決まっているんだった。

 

 休憩が終わったら、大叫喚地獄へ妹を探しに行こう。

 弥生は必ず地獄から救いだす。

 兄のわがままだ。

 罪悪感もわかるが、その辺は本当に許してほしいな。

 

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