閻魔庁と浄玻璃鏡?
「や、弥生。その男は……誰なんだよ! ああ……わかったぞ! あいつだ!」
その黒いサングラスの男には、俺は見覚えがあった。弥生が事故を起こした時に同じニュースにでていた男だった。なんでも、非合法グループのリーダーだったようだ。弥生を死に追いやった。冤罪を着せた張本人だ!
俺は拳を握ると、その男に殴りかかって行った。
だが、サングラスの男は、俺の拳をあっさり避けてしまった。
代わりに男のフックが俺の腹を抉っていた。
「ぐほっ! いってーーー!!」
俺は大叫喚地獄の真っ赤な地面で、転がり込んだ。
「フフフッ……わけわかんねえ。いきなり殴りかかって来やがっって!!」
その次は、サングラスの男が俺の頬をサッカーボールを蹴るように、思いっ切り蹴り飛ばした。
「いってーーー!!」
「やめろ!」
弥生が俺とサンクスの男の前に、立ちふさがった。
「フン! 弥生よ! お前には散々役に立ってもらったけどなあ。こいつは誰なんだ? ひょっとしてお前の彼氏か?」
「違うんだよ! 兄貴だよ!」
その時、一人の獄卒がこの喧嘩に気がついて、金棒を振り回して襲ってきた。




