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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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5-45

「ほんとごめん!! 急いでるんだ!」


 俺は人型の魂の手を音星の右足から力任せに外すと、目を瞑っている音星を立たせた。


「さ、早く行こう!」

「はい!」  

 

 俺たちは後ろで巻かれる煮え湯から逃げるために、走った。


 火のついてない釜土が目に入った。


 そこまで、走るとあることに気がついた。


「や、弥生??」


 今まで音星の前方を走っていた。弥生の半透明な姿が見えなくなっていた。


「どこへ行ったんだろう? おい、弥生!!」

「弥生さーん!!」


 俺と音星は弥生を呼んだが、返事すらもない。弥生を呼ぶ声は辺りの人型の魂の悲鳴によって、掻き消えてしまうのだろうか?


 そうこうしているうちに、降り注ぐ煮え湯がすぐそこまで来ていた。滝のように降り注ぐ煮え湯が、俺たちの真後ろへ迫っていた。


「仕方ありません!! 火端さん!!」

「え?!」


 音星は俺に手鏡を向ける。


「えい!」

「わっ! ちょっ! 待っ?!」


 手鏡からの激しい光が俺の目を襲う。

 俺は眩しさで目を瞑った。



 辺りの人型の魂の悲鳴が聞こえてこなくなった。

 変わりに、車のクラクションの音がする。



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