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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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1-3

「ああ……そうなんだね。……俺は死んでしまった妹を探すためさ。ずっと昔から地獄の入り口を探しているんだ。今じゃ、ちょっとした地獄マニアさ。妹を助けるためなら何だってする! そして、死ぬほど怖いけど……本物の地獄へやっと来れたんだ! やったぜーー!! あはははは……何故か……なあ……妹は……冤罪の感じがするんだ。優しい子だったんだ」

「はあ、それはお辛そうですね。ここは八大地獄と呼ばれているところです。死者はその罪の大きさによって、それぞれ最下層へと向かうところなんです」

「はっ、八大地獄ー?! うひゃあーーー! こえけど、やっっったぜーー! 八大地獄ならよく知っているよ! 等活地獄。黒縄地獄。衆合地獄。叫喚地獄。大叫喚地獄。焦熱地獄。大焦熱地獄。それに阿鼻地獄とあるんだよな」

「ええ、良くご存知で」


 音星がハッとして。、急に俺の後ろの方へ目を向けてから、口をキュッと結んだ。

 そして、口を開き静かに言った。


「あの火端さん。走れますか? それもかなり速く?」

「え??」


 俺は自分の真後ろを見た。

 途端に、驚いた。


「また、あいつか?!」

「逃げましょう!」


 八天街にいた。

 魑魅魍魎のろくろ首だ。


 激しい強風の中だというのに、物凄く長い大蛇のような首を円を描くように、洞窟の上下左右の壁面に素早く這わせてきた。そして、俺たちを追い掛け出した。ろくろ首の体自体の走りはあまり速くはないが。それでも、俺と音星は全速力で洞窟の風の中を奥の方へと走った。


「風! 強すぎないか! 足が鈍くなってくる! このままじゃ喰われてしまうぞ!」

「平気です! あっち! もうすぐ出口ですから!」


 その音星の言葉通りに、洞窟の行き止まりに差し掛かると。ちょうど、T字路になっていた。左手の道へ音星は走った。俺もそっちへと走ると、この洞窟の出入り口が見えた。でも、なんだか洞窟の出口が真っ赤になっている。


「この先は等活地獄です! 熱いですので、気を付けて下さい!」

「ああ、あの殺生をした人が堕ちる最初の地獄か! 針山とかがあるんだっけ!」

「そうです! よくご存知ですね!」


 等活地獄は、針山を歩かされる刑に、真っ赤に焼けた鉄岩の上で体を切断される刑がある。そして、それらの刑は一度ではない。死んでも蘇生させられ、それが繰り返されるといわれるている。


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