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もう、夏の日差しが赤身がかってきた。夕焼けが西の方に広がっていた。
近くの菓子屋へ入ると、ドア付近のアイスショーケースで幾つかアイスを取り出した。冷えたお茶やウーロン茶なども買うと、店のレジへと行った。
店からでると、音星が指差した商店街の角を指差した。
「火端さん。たくさん買いましたねえ。それでは……あそこの角から」
「ああ、シロ用の冷たいミルクも買ったんだ」
「それはそれは」
「ニャ―」
ちょうど、日蔭の裏通りへと繋がるところだった。俺と音星は行き交う人々の間を縫って、街角へと行った。シロものこのことついて来てくれた。
「ここならな」
俺はリュックサックをその場に置いて、代わりにクーラーバッグを携えた。リュックサックはここに置いておいても、まあ、帰って来るまで盗まれることはないだろう。
音星はそこで、用意した手鏡をこちらへ向ける。
手鏡から光が急に照射されると、俺は眩しいので目を閉じた。
――――
しばらくして、グツグツとした釜土の音と、ジューッとする人型の魂の焼ける音が、至る所から耳に入ってきた。
周囲の高温で瞬く間に大汗を掻き出す。
俺は目を開けた。




