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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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4-33

 下の地面はマグマのような真っ赤に染まっていた。足裏が焼け焦げるかと思うほど熱い。周囲を炎が覆いつくし、火のついた釜土が至る所にあった。そこで人型の魂が逃げ回る凄惨な光景だった。


「だいぶ、地獄の下まで来たけど、まずいぞ……これは……」

「ええ。もう人間では無理なんじゃないでしょうか?」


 うーん……。

 

 でも!

 後、もう少しなら……いけるぞ!


「よし! 大叫喚地獄の入り口をすぐに探そう。妹探しはほんの少しだ!」

「ええ……あ、火端さん? シロが……」


 俺の腕の中のシロは熱さで、ぐったりしていた。だけど、何も抗議しないのだから良い猫だ。


 うん?


 それに、賢い猫じゃないか!


 シロはじっとしながら、地面に小さな白い花の咲いた。火がついていいない釜土を向いていた。


 至る所にある煮えたぎる釜土のせいで、歩くのが辛い。何故かというと、汗をかいているのは、身体だけじゃないんだ。足からも地面へと、汗が止め処なく流れていく。


 リュックサックがたくさんの発汗で、水分を吸ってしまい。ぐっしょりと重くなってきていた。腕の中のシロも息も絶え絶えだった。


 広大な場所だけど、そこに充満しているムッとくるような熱気で、呼吸もかなり苦しい。


 隣を歩いている。音星も汗で水気を含んでしまった布袋も背負っているし、呼吸も苦しそうだった。

 

 火のついていない釜土まで歩くと、あることに気がついた。

 

 俺は、ここ地獄へは茨城から、はるばる妹を探しにきたんだよな。


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