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俺はそこで、ふと思った。
一体。どんな子供時代を送ったら、こういう性格になるんだろう?
けれども、決して悪いわけじゃないから。なにせ地獄まで行って死者の弔いへ行こうとする人なんて、あまりいないだろうからな。
おっとりしすぎなのかな?
俺は頭を掻いてから、ドアをまたノックしてから少し開けた。
「音星。いいかな? 朝食の時間だけど……」
部屋の中には、ジャージ姿の音星が布団の中で二度寝をしていた。
健やかな寝息が聞こえる。
「あ、着替えたんだ……」
そう言った俺は、音星の部屋から、鼻をくすぐる香水かなにかの良い匂いに顔を赤くしていた。
「早く来いよ。じゃ」
きっと、疲れてるんだな。
俺は音星をそっとしてやって、一階へと降りていった。




