表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/113

10-96

 俺と音星は、やっと地獄巡りへと戻ることになった。

 準備をちゃんと済ませて、顔を洗って、歯を磨いて。


「なあ、弥生ちゃんを助けに行くんだろ? どうやって?」


 古葉さんが聞いて来た。

 俺と音星は顔を見合わせて、互いに首を傾げた。


「そういえば、考えてなかったな」

「火端さん。すみません。私もです」

「あのなあー」


 古葉さんはガックリしてしまった。


「まあまあ、いいじゃないか」

「そうだよ。その子は何も悪くないんだし」

「そうなんだ。とても良い子だったよ」

「はあーっ、その子はなんでそんな運命なんだろうねえ。ねえ、そんな運命なんかも火端くん。なんとかしちゃってよ」


 おじさんとおばさん。谷柿さんと霧木さんがそう言ってくれているけど、違う! そうじゃないんだよ。


 俺と音星は首を無理に振って、力強く頷いてみた。


「それじゃあ、行きますよ。火端さん」

「おお」


 真夏の強い日差しの八天街の空が、真横からの眩い光で見えなくなった。それから、少しずつ目を開ける。


 と、そこは空が消え、真っ暗闇の中だった。 

 ヒュウヒュウと、風が服をなびかせて、身体の奥から、どこかから、悲しみや絶望感が湧いてくる。


「火端さん。着きましたよ」


 音星の優しい声が耳に入った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ