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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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9-94

 モルタル造りのビルは、廃墟同然の外観だった。至る所に蜘蛛の巣が張ってあって、ヒビができていた。


 だけど、ビルの中はかなり綺麗で、調度品なども高級品のように贅沢そうな作りだった。金色やエメラルドグリーン、スカイブルー、などなどの煌びやかな内装が目立った。


「ふうん。内装変えたようだね」

「うっわー、谷柿さん。この金色のピカピカの女神像って、幾らくらいするのかな?」

「ざっと、500万だよ。けれども、きっとその女神像は、多くの涙でできているんだよ。ロクなお金で買ったんじゃないんだね。あ、ダメだよ。触っちゃ」

「は、はい」


 俺はこんなところに金が入って来ること自体が、とても許せなかった。金の出所はさっぱりなんだけど、たぶん、よくないのはわかっているんだ。

 

 くっそ。弥生は、こんなところで一体何をやらされていたんだ。


 お兄ちゃん。


 とても心配してきたぞ!

 

 あの優しかった妹が……。


「うん! ここかな? 火端くん! これは金庫だよ。それに、この金庫のダイヤルって、なんか怪しいと思うんだ」

「??」


 俺はこのビルの一階奥に、立て掛けてある龍の銅像の下に、谷柿さんが発見してくれた大型金庫を見つけた。谷柿さんが気になっているダイヤルは、確かに何か変だった。そうか、0がないんだ。だから、俺は金の腕時計をズボンのポケットから取り出してみた。


 あれれれれ?

 よく見たら、この腕時計は止まったままだぞ。


 あー、閃いた!


 金の腕時計は三時三十分十二秒で止まってるんだ。


 だから、この場合は……。

 よーっし。


 俺は谷柿さんに脇へどいてもらって、33012のダイヤルを回した……。

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