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勇気と巫女の八大地獄巡り  作者: 主道 学


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9-91

「昨日の番組ずっと観てたら、またやっててさ。なんでも、広部 康介っていう奴は、愛したものを殺害してしまう病なんだってさ?? 確か」


 古葉さんは最後まで、弥生のテレビ番組を観てくれたらしい。


「「?!」」


 俺は一瞬だけど、みんなと同じことを考えたはずだ。


「それじゃあ、弥生は……」

「……」


 俺の不安げな声に、答えられず古葉さんが急に無言になった。おじさんとおばさんも、谷柿さんや霧木さんまでもが、無言になった。


「あ……」


 そうか……。

 弥生の奴は、交通事故でとっくに……。

 広部康介も今では、大叫喚地獄にいるんだ。


 全ては済んだこと。


 そう、終わってしまったことだ。

 

 失われてしまった時間。

 欠けてしまった時間。

 全部、過去のことだ……。


「火端くん? あのさ。その火傷が治ったら、私と一緒に東京の銀座に行かないか?」

「銀座? 谷柿さん? なんで?」

「いや。広部 康介というリーダーが取り仕切る非合法グループはもう壊滅したけど、その組織の建物は、私が管理していたビルなんだよ。それに、そのビルにあるものでは、きっと、その金の腕時計が何かの役に立つんじゃないかな?」


「あ! きっと、そうだよ!! 谷柿さん! 行こう! 行こう!」

「わっ!! バカ! 火傷が治ってからだ!!」


 俺は、谷柿さんの胸へと、嬉しくて飛び込もうとした。

 気がつくと、音星が俺の肩にそっと手を置いてくれていた。


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