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(7)『地下生活者の記録』

(7)『地下生活者の記録』



意識というものは、意識以外の何ものでもない、意識である。しかし、俺の場合は、ー俺の場合はというより、多数がそうかもしれないが、にしてもー、意識を持っているというより、風景を視覚で捉えているというほうが、現実生活だろう。

地下生活者の俺としては、その風景を信じるか信じないか、という極地まではいかないのだ。ただ、ぼんやりと、風景を見ているという感じである。そこから得たものを、地下に持って帰って、記録する、といったところか。



金だ金だ、というけれど、本当に価値のある金というものは、時代によって変化するだろう。500円札があった時代だって、あったじゃないか。それでも、今は、その500円を、簡単に使うよな。給料体系も変わっちゃいない、不可思議な話だよ。

地下生活者としては、様々なることを、記録するのだが、やれ古事記だの、やれ日本書紀だの、そこから、源氏、これらのものが、もうずっと前に出てしまっている悲劇だろう。古典への回帰ということも、念頭に入れておかねばな。



結句、地下生活者の記録は、どういうものになるのかは、判然とはしていないのだ。いないのではあるが、その判然としないことが、希望である。どの様にも、発展可能だという事実が、執筆者の俺を救済するのである。

難しいこと、難しいこと、そんなことは難しくない。本当に難しいのは、対象じゃない、こちらの準備不足の問題だ。確かに、そう思えば、人によって、或る対象も、難しかったり簡単だったりする。しかし俺には、この小説執筆は、正直難しいようでいて、簡単でもある。よく分からないな。

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