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(6)『地下生活者の記録』

(6)『地下生活者の記録』



今日も、自販機まで歩いて、缶コーヒーを飲んだよ。ワンダのモーニングショットだけれど、美味しかった。日々は続くね、どこまでも、地下の精神を歩く俺には、紙幣は眩しすぎて、目に毒なんだ。紙幣が小銭に変わる時の絶望と言ったらない。

しかし、何度も何度も、俺は確かに、地上生活者になろうとしたんだよ。バイトの面接も、無茶苦茶受けた。しかし、応募内容と、面接で提示される条件が、いつも異なるんだ。無論、話は折り合わない。全く、おかしな話だよ。



それにしても、金比羅製麵のうどんは、相当美味い。時折しか行けないけれど、脳内のおいしさ記録には、確固たる地位を築いている、金比羅製麵なんだ。で、何の話だっけ、そうそう、地下生活者の記録についてなんだよ。

記録であり、日記の様でもある、この小説も、どこまで続くか分からない、何てことはない。少なくとも、俺はこの小説は、長編にしようと思って居る。休みの日があるかもしれないけれど、なんせ、俺。今、地下生活者だから。



ところで、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人って、あれ、毛染めなの。俺には良く分からないけれど、文化を超越した漫画で、心底面白い。地下生活者の俺が言うんだから、間違いない、とまでは言えないが、俺の中では、間違いない。

そうだろ、神はちゃんと見てるんだ。俺がどういう経路で、人生を歩んで来たかをね。だから、今度は、俺は俺なりに、記録を付けよう、という訳なんだ。悪いことじゃあないだろう、誰かの糧になってくれると、ありがたいね、この記録が。

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