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脱糞戦隊Again  作者: 脱糞マスター
8/15

雷鳴

俺は昔からずっと誰かに必要とされてたかった

部活でもそう。

必ずレギュラーに入れるよう毎晩毎晩河川敷を走ったり レイアップ練習も何万回としたし自分より少しでもレッグスルーが上手い人がいればその人を越えられるよう何回も練習した

時雨「(ダメだ....もっとやんなきゃレギュラーなんか入れない!!)」

それからなんとか俺はレギュラーに入った

そこからは時に何不自由なく生きてきた

脱糞イエローとして活躍し世界も救った

なのに最近脱糞できなくなってしまった

レッドなんてすぐ脱糞できるようになるしゴールドももう脱糞した

あと脱糞してないのは日下と、俺だけ。

何故か分からないけど焦りを感じてしまう。

脱糞できなければ必要とされなくなるんじゃないか。早く脱糞しないと

時雨「ハァハァ....もう一度」

脱糞チェンジャーを構え直し脱糞キーをセットする

時雨「脱糞!!」

ダメだ。もう一度

時雨「脱糞!!」

まだだ。

時雨「脱糞!!」

ダメだ!!

時雨「脱糞!脱糞!脱糞!脱糞!脱糞!脱糞!脱糞!脱糞!!

脱糞!!!!!」

ダメだ.....まったく脱糞できない

時雨「どうして.....」

スマホを見る

18:32分

もうこんな時間か

時雨「今日はもう帰ろう...」

山を降り民宿へ向かう

すると民宿の前におじさんがいた

おじさん「おぉ探していたんだ もう夜ご飯できてるよ」

時雨「ありがとう...ございます」

おじさん「なんかあったのかい?」

時雨「いや..大丈夫です」

おじさん「んーならいいんだが ご飯を食べ終わったら少し付き合ってくれないかな」

時雨「まあ..いいですけど」

おじさん「そうかいじゃあ食べ終わったら外に出てきてくれ」

時雨「.....わかりました」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ガチャ

おじさん「おお 食べ終わったのかい早いね」

おじさん「今日のご飯どうだった?元気が出ただろう」

今日にかぎって俺の大好物のラーメンだった

時雨「とても美味しかったです」

おじさん「そうかいそうかい じゃあちょっと散歩と行こうじゃないか」

時雨「はあ...」

おじさん「君に見せたい景色があるんだ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

おじさんについていくとそこは町全体を見渡せる山の頂上だった

おじさん「綺麗だろう」

時雨「はい とても」

島の自然と豊かな海を1回で見れる絶景スポットでとても綺麗だった

おじさん「少し 話をしようか 」

時雨「はい」

おじさん「おじさんはねー昔1人になるのが怖かったんだ」

時雨「はあ」

おじさん「1人になるっていうのは誰かに必要とされなくなって捨てられるんじゃないかとかっていう意味のね」

時雨「....」

おじさん「ずぅーっとそれで悩んでた時期もあったさ」

時雨「...はい」

おじさん「でもそれって案外悩まなくていいことなんだよね」

おじさん「誰かに必要とされてない人なんていないんだ 」

おじさん「それと何か1つできないだけで捨てられることなんてないんだよ」

時雨「..はい」

おじさん「それと最後に 君は自分に自信を持ちなさい 自分を貫くんだ」

...なるほど、な

その時、後ろから殺気を感じる

時雨「危ない!!」

急いでおじさんを押し飛ばし おじさんを守るが攻撃を少し受けてしまう

時雨「...ぐっ」

そこにいたのは脱糞イエローと似ている物だった

時雨「おじさん!!早く逃げて!!」

おじさん「君も逃げるんだ!」

時雨「ここは大丈夫、俺に任せて!!」

おじさんを見て頷く時雨

おじさんが逃げていくのを確認し覚悟を決める時雨

時雨「俺は、、、、ずっと怖かった

役に立たなければ捨てられるんじゃないかって」

偽物の脱糞イエローを睨みつける

時雨「でも、もう大丈夫

俺は自分を信じる!!」

その時、時雨の前に雷が落ちる

その中には刀があった

時雨はそれをつかみ脱糞チェンジャーをセットする

時雨「俺は、自分を貫く!!」

刀を腰に構える

刀を引き抜くと同時に時雨は叫ぶ

時雨「.....脱糞!!」


第8話 雷鳴 〜終〜


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