聖剣
遠い昔、聖剣士という5人の剣士が存在した
聖剣士は紅蓮、ゴールド、ブラック、シルバー、ブルーといった
紅蓮はその中でも特に強く4人でも適わないほどだった
俺たち4人はいつも紅蓮さんに力には呑まれるなと教えられていた
ブルー「まったく最近は街で暴れる奴らが増えて困るぜ」
シルバー「そうだな..最近は何があったのか治安が悪い..」
紅蓮「最強の剣士とあろう俺達が治安維持部隊だなんて笑っちまうな」
ゴールド「紅蓮さん、戻ってたんですね」
紅蓮「ああ、ちょっと調査でな」
ブラック「調査?」
紅蓮「聖剣山にできた謎の時空の穴のな」
ゴールド「あーあのこの前言ってたやつですか?」
紅蓮「そうだ」
ブラック「なんか進展はあったんですか?」
紅蓮「今のところはない」
シルバー「そうですか....」
紅蓮「明日、その穴の中に入ろうと思う」
ブルー「そんな!?1人でですか!?」
紅蓮「最強の俺を信用できないのか?」
ブルー「そういう訳ではないですが...」
紅蓮「まあ、さすがに明日は聖剣士で行こうと思ってる」
ゴールド「おお!ほんとですか!」
ブラック「久しぶりですね」
紅蓮「だが、ゴールドとブラックお前達は残れ」
ゴールド「何故ですか!?」
紅蓮「もし、俺たちがいない間に何かあったら心配だからな」
ブラック「ですが紅蓮さん ブルーとシルバーよりは僕達の方が強いはずなのに何故?」
紅蓮「だからこそだ ブルーとシルバーには俺がついてる だから町は俺の次に強いお前たちが守れ」
ブラック「くそっ...」
紅蓮「お前たちが行きたい気持ちもわかる だけど頼む俺からのお願いだ」
ブラック ゴールド「...わかりました」
紅蓮「大丈夫だ 俺たちは必ず戻ってくる」
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[夜明け]
紅蓮「それじゃあ行ってくるよ」
ゴールド ブラック「気をつけてください」
ブルー「俺たちがいない間頼んだぞ」
ゴールド「任せとけって!」
紅蓮「それじゃあ」
ブラック「ったく なんでアイツらが..」
ゴールド「紅蓮さんなりの考えがあるんだろう」
ブラック「そうか?」
ゴールド「うん 僕達が足でまといって訳ではないと思うよ」
ブラック「まあ、、、、そうだな」
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紅蓮「ついたぞ」
シルバー「ここが...時空の穴」
ブルー「ここに入るんですか?」
紅蓮「そうだ....」
シルバー「本当に戻ってこれるんでしょうか」
紅蓮「それは分からない」
ブルー「そんな!そしたらこの世界は!?」
紅蓮「あいつら2人がいる
ブラックとゴールドなら大丈夫だろう」
シルバー「そう...だな」
紅蓮「いくぞ...!!」
紅蓮が時空の穴に飛び込む
シルバー「アイツらなら大丈夫だ」
ブルー「行こう...!!」
ブルーとシルバーも飛び込む
そこは真っ暗な世界だった
ブルー「なんだここ...」
シルバー「空気が..重い」
紅蓮「気をつけろ何があるか分からない」
突然声がする
???「力が、欲しくないか?」
3人は武器をだし身構える
紅蓮「誰だ!!」
???「まあまあ そうすぐ武器を取り出さずに 」
紅蓮「気をつけろ!!」
ブルー「力....」
???「そう力だ 何者にも負けない力、ほしいだろう?」
シルバー「何者にも負けない力..」
紅蓮「やめるんだ!正気を保て!」
???「なあ、紅蓮 お前もほしいんだろう?」
紅蓮「俺は、力なんていらない!!」
???「嘘をつくな 私にはお前の心が見える ブラックとゴールドが怖いんだろう」
紅蓮「何を言う!!」
???「あいつらがいずれ自分を超えることなんて分かってるんだろう?」
紅蓮「......」
そうだ、いつかは越えられる
それが、怖かった
???「王の子孫の2人だ将来は有望 所詮一般人からの成り上がりのお前など意図も簡単に越えられてしまうだろう。そんなこと自分が1番わかってるはずだ」
紅蓮「ぐっ....」
言葉が出なかった
力が....ほしい...!!
???「怖がらなくていいんだ ほらこれがお前たちの新しい力だ」
紅蓮 シルバー ブルー
「ぐわああああああああああああ」
???「ほら、思う存分やってこい」
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1週間後
ブラック「なあ、ゴールド遅くないか?」
ゴールド「きっとあの3人なら大丈夫だ」
ブラック「そうだといいんだが...」
ドタドタドタ
ガチャ
入ってきたのはボロボロになった兵士だった
ゴールド「どうした!何があった!」
兵士「グハッ 謎の敵3人が突如現れ...住民がっ」
バタッ
ゴールド「大丈夫か!誰か救護を!!」
ブラック「早く行かねば!!」
ゴールド「くっ....」
外に出ると町は荒れていた
ブラック「どういうことだ...」
ゴールド「俺たちに殺気をバレずどうやってここまで...」
嫌な予感がする
ドゴオオオオオオン
ブラック「..まさか!!」
ブラックが音のした方向へ走る
ゴールドもそれを追いかける
ゴールド「誰だ?あいつら」
ブラック「お前らそこで何してる!」
???「やれ....」
1人が2人に指示をだす
その瞬間ブラックは1人の弓に撃ち抜かれもう1人の刀使いにトドメをさされる
ゴールド「ブラックううううう!!」
ゴールド「くっ....」
腰についている剣を手に取る
ゴールド「俺はお前らを絶対に許さない!!」
???「俺が行こう」
指示を出していた1人が動き出す
???「断罪ノ剣!!」
ゴールド「なんだあの禍々しい剣..」
???「三日月・裁キ!!」
ゴールド「そんなっ....!!」
見た事のある剣術を見て驚き躱すことができず受けてしまう
ゴールド「グハッ....」
あれは間違いない....紅蓮さんの....
ゴールド「紅蓮....さん?」
???「......」
再び剣を構え直す敵
ゴールド「そんな...」
やるしかない
ゴールド「もし仮にあなたが紅蓮さんだとするな
僕は、あなたをとめる!!」
その瞬間どこからか剣がとんできた
???「.......!!!」
ゴールド「これは....エクスカリバー」
まるで僕に使えと言っているかのように光を発する
ゴールド「今の僕になら..これを!!」
エクスカリバーを手に取るゴールド
ゴールド「いくぞ!!」
???「お前はまだ、使えそうだ」
ゴールド「なに?...」
???「十六夜・封印」
ゴールド「なっ...」
嫌だ...何もできないまま...終わるなんて....
???「すまない...ゴールド」
どういうことだよ...
意識が遠のいていく
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柊「俺はもう、迷わない!!
今度こそ俺一人でもやってみせる!!
うおおおおおおおおお!!」
その瞬間、柊の叫び声に答えるかのように聖剣が現れる
柊「(今度こそ....!!)」
エクスカリバーを手に取り脱糞チェンジャーをセットする
エクスカリバーを天に掲げる
柊「脱糞!!」
第6話 聖剣 〜終〜