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私が異世界に来たからには  作者: 鈴白さわ
第一章 天才 下町を革命
6/6

天才、発見する

天才はどこに行っても天才なんです。


なんてことだ。

硬いパンは正直言って今はまだどうにも出来ない。作り方は分かっているが、パンを焼くためのオーブン、オーブンに代わるものがないからだ。


だから最初にあの味の薄いスープからなんとかしようと思う。


私は前世で結構料理を作っていた。

居心地の悪い家から早く出たい一心で、家事を頑張っていたのだ。

ちなみに作っていた料理のレシピはもちろん全て暗記している。

暇つぶしに読んでいた料理本の内容もしっかりと覚えている。


まぁ天才なんで。



今から作るのは鶏コンソメスープみたいなものだ。

ということで、材料を調達しに行く。










5歳児が買い物というのは金銭的にも厳しいし、怪しい。

おつかい自体はそこまで珍しいことではないと思うが、あの過保護ペアレンツが幼い我が子を一人で外に出すわけがないと近所の人は知っているだろう。


まあ、そこをなんとかするのが天才というものだ。


周りに誰もいないことを確認して、そっとつぶやく。


「・・・ステータスオープン」


【ステータス】

名前   ベル・ジーニアス(5)


種族   人族

HP   1500/10000

MP   1500/10000


職業

《幼児》  Lv5

《魔術師》 Lv45

《剣士》  Lv45

《狩人》  Lv30

《料理人》 Lv20

《学者》  Lv99


スキル

《状態異常耐性小》

《全属性適正》

《物理攻撃耐性小》

《自動回復》

《気配察知》

《気配遮断》

《魔力察知》

《鑑定》

《変化》


特殊スキル

《クローゼット》

《破魔の歌声》

《世界の記録》


称号

《転生者》

《精霊のいとし子》

《物語の改変者》



・・・うん、意味が分からない。

天才の私ですら分からないものを一体誰が分かるのだろうか。

異世界転生したらだいたいチートな能力が貰える物語があるのは知っているし、私が前世で現実逃避用に購入した漫画や小説の5分の1はその類のものだ。


だが、現実になるとは思っていなかった。


ステータスを見つけたのは、駄々をこねたときだ。

『幼児のレベルが1上がりました。』

と、機械的なアナウンスが頭の中に流れてきたのだ。


・・あー、この世界はステータス系なんだ・・・と分かった瞬間だ。


まあ、天才だから、ステータスチートは当たり前だ。

と、心を落ち着かせて本題に戻ろう。









ありぇー?買い出しまで行く予定だったんだけどなあ~



次こそは!

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