天才 状況確認1
たぶん、普通は自分の部屋とか無いと思うんです。
準備をしようと決意してから、2日。私はやっと両親の過保護攻撃から抜け出した。
いや、本当に大変だった。
着替えるのも、食事も、排泄に至るまで、全部お世話された。
もはや、羞恥心なんてものはない。
(にしても、こんなにお世話されるのは久しぶりな気がする。)
前世では、両親から畏れられていたため、自分のことは全て自分でやるしかなかった。
だから、少し、
(くすぐったいなあ…)
まあそんなことは置いておこう。
今は、状況確認が大事だ。
まず、家の中を探索しよう。
探索して分かったことだが、
実は、我が家と宿は場所が違う。
そんなに離れているわけではないが、建物が別になっている。
宿の1階は受付と、食堂になっていて、2階は寝る部屋になっている。
なんだか防犯的に心配だけど、この町は治安がいいらしい。町の中心にあるこの宿では、強盗的なことはまだ起こってない。
家の中は両親の部屋と私の部屋とリビングという感じの間取りだ。全体的に埃っぽく、狭く感じるが、私の家は平均よりも生活水準が高い。
と、思う。
自分の部屋があるなんて、思いもしなかった。
まだまだ設定確認です。