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ある人狼騎士の後悔

なんちゃって設定が多いので暖かい目で見てもらえると嬉しいです(*´ω`*)

 目の前で行われていることに目をそらしたくなっていた。


「魔王様! 今こそ勇者をやっつける時がやってきましたよ! 打倒、勇者! 打倒、聖女ですわ!」


 この城のトップである魔王である彼に対して怖気ることなく話しているのはふんわりしたキャラメル色の髪にエメラルドの瞳をした可愛らしい見た目をした娘だ。


「魔王様聞いておりますか!」


 その言葉に頭を抱えている我が主。


「お嬢さん、落ち着いてくれ。 一応聞くが君の立場は分かっているのか?」

「ええ、もちろん。 わたくしは()()ですわ」


 分かっていた上での発言だったことにさらに頭を抱えている。


 しかし、この時は私たちはまだ分かっていなかったのだ。

 分かっていたらすぐにでも生贄であろうと送り返していた。


 そしたら人間の国では()()()と言われていた彼女のことを()()と呼ぶことはなく、魔王様は胃薬を飲みはじめることも、私達は下僕のようになることはなかった。


 私達は生贄にする人間を間違えたのだ。

 いや、そもそも彼女は『私を連れていって』っと自分で付いて来たのだ。


 この時におかしいと気づけば良かった……。

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