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プロオブクェデ  作者: 白詰 束音(南野 涼夏)
プロジェクト、始動
3/3

違和感

場面転換ごとに区切っているので、1話辺りが短くなりがちです。

ご了承ください。

~side 一夏~


(BGM2:のどかな日常)


奏「あいつ、ぜんっぜん話しかけてこないわよね」


瑞希「あいつって、誰のこと?」


奏「自称ディレクター」


ヒカル「そういえばそうだね」


翠「共通授業とかでは会うのにね」


葵「もう3日よね」


あの日から、3日が経った。


だが、一切接触してくる気配はない。


でも、若干の変化はあった。今のところ、私以外は気づいていない様子だけれども。


瑞希「今、何をしてるんだろうね~。一夏ちゃんはどう思う?」


一夏「さっぱりわからないな。何か準備してるのかもしれないし、プロジェクトから切られたのかもしれないし」


本当は、ぼんやりとだけど、検討はついている。


まず、目の下にあるうっすらとした(くま)。体育の授業がある訳でもないのに持ち込まれる、大きめの鞄。


私にとって、推測するには充分な情報量だ。


一夏(あとは、これがあってるか確かめないとな)


これまでの時間で、他のメンバーの性格はなんとなく理解した。


だから、私の推測通りならば、プロジェクトは動き始めることができると言うことができる。


そのために必要なのは、一体何なのか。


それは、再び接点を持つこと。


勘違いで、わざと距離を開けている彼と、何も知らずに、接点を持とうとも考えない彼女ら。


2つの中間に立つ私。


もし、この推測が合っていたならば。


私が、舞台を整えよう。


舞台をディレクションしよう。


奏「ま、あいつのことは放置で、レッスンに集中しましょ」


一夏「ああ」


そして、私は決めた。


今日は、意図的に忘れ物をしよう。

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