僕達は数え切れない人達が骨組みになって出来たステージの上で生きている。
先ずはこのタイトルに興味を持って頂き、ありがとうございます。続けて最後まで読んで頂けたら幸いです。
堅苦しいのはこの辺で終わりにして、今回は22歳の若造が世の中について語っちゃいます。
正直長いんですが、ちょこっと、真面目に書いたんで、読んで頂けたら嬉しいです。
皆さんの身近にこんなMonsterはいませんか?
店員に対する態度がデカい
朝っぱらから配達の人に起こされて機嫌が悪い
食べ残しを捨てる
他にもこんなMonster知ってる、もしくは、そのMonsterは俺の事やん、って思った方はそのMonsterに優しく社会の仕組みを教えてあげましょう。くれぐれも刺激しないように。
はい、これから青二才が語りますので、こちらも優しく温かい目で読んで下さいね。
僕は高校卒業して、大学を中退して海外に来ています。前に書いた通りある競技をする為に。
大学中退して僕はまず資金を集める為、配達員のバイトをします。配達員さん達は朝5時30分から作業開始し、お客様に届ける為の荷物をトラックに詰め込みます。もう一度言います、朝5時30分に作業開始します。僕は何度寝坊したか…。
それから荷物を詰め終わるとお客様のお宅に向けて出発します。普段は普通の歩道も、配達が始まるとそこは競技用のトラックに変貌します。勤務時間内に大量の荷物を全て届けるという使命を受けたアスリート達が、戦場を駆け回ります。荷物の中には時間指定という名の時限爆弾も仕込まれています。それも上手く処理しなければなりませんでした。
このバイトは鬼のようにキツかったです。
次に資金を貯めた僕は遂に国外に旅立ちます。そこでまた生活をする為にレストランでバイトを始めます。
仕事内容はお客様からオーダーを受け、キッチンにオーダーを通し、出来た料理をテーブルにお持ちし、済んだお皿をお下げする。
それだけではないんですよ。担当しているどのお客様が何をオーダーしたのか、またどれくらい食事が進んでるか把握していなければならないし、担当しているお客様が多いと頭はパンクしそうになってしまいます。
このバイトは肉体的ではなく精神的にキツかったです。
そして今はホテルの洗い物を洗う、日本でいうリネンで働いています。
毎日ホテルから洗い物が届きそれを洗い、乾かし、綺麗に畳んで各ホテルごとにお返します。なんだそんだけかい、と思ったあなた。そんだけじゃないんです。
洗い物は毎日5トン以上運ばれてきて、それをベッド用品やらタオルやらで仕分けして洗い方、乾かし方、畳み方を変えなきゃいけないし、結構重労働ですし一日中立ちっぱなんで終わった頃にはくたくたです。
この仕事は、、、来年はやりたくないです。
ってな感じで僕は人の生活を良くする為の仕事をいくつかしてきました。しかし、その仕事をしている中でMonsterは現れるんです。
荷物を持って行くと、凄く不機嫌そうに睨みつけ勢い良くドアを閉めるMonster。
おい、俺が頼んだやつ遅くないか?と怒鳴るMonster。
これ思ったのと違うから下げてと言うMonster。
僕は実際働いてみて、働く側に立ってみて気付きました。僕達がレストランで飯食ってる最中も、部屋で鼻くそほじってる最中も、働いてくれる人がいるから、こうして飯が食えるし、家にいても荷物は届くんだと。
他にも僕達が知らない所で、汗水垂らして必死に働いてくれるからこそ、普通の日常を過ごせるんじゃぁないかと。
そう、
僕達は数え切れない人達が骨組みになって出来たステージの上で生きている。
長く不細工な文章を最後まで読んで頂きありがとうございます。
考えている小説が完成間近となり、ホッと一息つこうと、大真面目にこの文章を書いてみました。
たまには良いですよね。