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ケモナーの本気

しかし落ち着いてあたりを見渡してみれば、自分の寝ていたはずの布団とも違う。

狐娘と部屋でふたりきり。

部屋は若干古びた民宿といった感じで、部屋にはタンスと布団、それ以外は特に様変わりしたものはない。


あたりをゆっくり見渡していると


コンの足下、胸元、首元に毛が…小麦色の毛が一気に生えて。


数センチほどの長さになったかと思うと


体が縮まりはじめ、あっという間に四足歩行で小麦色の毛並み美しい狐になっていた。


コンはそこから訝しげに部屋を眺めている俺の、足下にモフりと体を擦り付ける。


ここまでわずか数秒。


「あぁ……。」

俺の口から柔らかい声が漏れる。モフモフ最高。


そのまま足下をウロウロしているコンを抱きかかえると、一心不乱にもふもふしていた。

頭、鼻先、顎、首筋から腹、足と足の間の奥深く、足の裏からお尻、尻尾から背中にいたるまでを撫で回し続けた。


コンの息もそれに合わせて荒くなり、ちょうど心臓のあたりにマズルをつけている。

密着していて、コンの心臓の鼓動が早くなるのを感じ、ともに俺の鼓動もだんだんと早く脈動するようになった。


あぁ、モフモフ最高。


そのうち、モフモフの誘惑に負け、またもや布団の上に戻り、仰向けで、腹の上にコンを乗せたまま、うたた寝をしてしまっていた。


最高のひとときを過ごしながら、眠ったのだ……


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