007 パーマネントなのだ または梅雨対策
サブタイトル元ネタ:
『パーマネント野ばら』
西原理恵子による漫画作品。映画化もされた。
すいません、パーマネントって単語を使いたかっただけで、特に思い入れはありません……。
毎年この時期になるとパーマをかける。今年も例外ではない。夏に向けて気分転換とか、心機一転したくなる出来事が毎年この時期にあるとかではない。同じ悩みを持つ人はピンときているだろう。そう、くせ毛対策です。
幼少期は何もしなくてもキューティクル輝くストレートだったが、思春期の体型・体質変化あたりから、微妙にうねりを覚えた我が髪。ついでに髪の量が多く、柔らかい髪質なので、湿度の影響をモロに受ける。秋冬の乾燥する時期であればスタイリング次第で「なにもしなくてもなんとなくゆるふわァア……」にもなるのだが、湿度という見えない敵の襲来を受けると、途端にもっさりする。もっさりを抑えようと椿油やオイルタイプのスタイリング剤を使うと、もっさりがべったりになる。なぜだ。
まぁ、私の基本的スタイリング技術の不足は承知しているのだが、「なにもしなくていいのなら、なにもせずに生きていきたい」という生粋の怠け者なのがわたくし。選択肢に「スタイリング技術を磨く」と「美容師さんにパーマでなんとかしてもらう」があったなら、もちろん後者を選ぶよね、もちろん! この世にデジタルパーマがあって良かったァ!(縮毛矯正という手もあるのだが、真っ直ぐすぎるの似合わないんだよね……)
というわけで、10年以上私の髪を担当してくれてる美容師さんにメールし、「そろそろパーマを」「そんな季節ですね」的やりとりののちお店に向かったのだった。
「長さは鎖骨か肩ぐらいのラインで、誰が見ても『あ、パーマかけたね』ってわかる感じで、あとは適当にお願いします」
わりと雑で漠然としたオーダー(いつも雑だが)でお願いする。前述のとおり10年以上担当してもらってるので、私の好みと怠け者っぷりは担当美容師さんも重々承知してくれているのだ。
「神楽さんは、髪洗うの夜でしたよね」
「はい」
「いっそ自然乾燥でも大丈夫ですよ、しばらくは」
「マジですか……!」
「髪の健康を考えれば、頭皮は軽く乾かしたほうがいいですけどね。毛先はタオルドライして自然乾燥なら強めのカールに、ほぐしながらドライヤーで乾かせばゆるめカールになります」
なんて、なんて素晴らしいんだ! ものぐさと小奇麗は両立する。宣伝のためにいっそここに店名を書きたいが、なろうの規約に触れそうだし、なにより数年前に独立してからなかなか予約の取れない美容師さんになってしまったので、これ以上予約取りづらくなると困る。というわけで胸に秘めておく。
というわけで、久々に短くして(20cmくらい切った……)パーマをかけて、これで梅雨も自信を持って迎えられるぜ! ぱっと見の変化としては、横澤夏子からミンキーモモくらいの変化だぜ! ミンキーモモて! でも実際はいい感じに現実的でかわいいです、髪型は。