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016 父が死んだ または愚痴前編(義親族編)

 前回は父の死にまつわる感謝を書き連ねたが、今回は愚痴である。

 しかし誤解しないで頂きたい。参列頂いた方、弔電頂いた方はもちろん、「かえって負担になるかもしれないから葬儀は遠慮するけど、落ち着いたらご飯行こうね」と何もしないでくれた方にも、感謝の気持ちでいっぱいなのだ。

 なので、父の友人知人のみなさんや、私の友人達の控えめだけど気にかけてくださる気持ちは心の支えになったし、静かに見守ってくれたこと、労いの言葉をかけてくださったことにはほんと感謝しかないのです。


 でも時として、親族とか妙に関係性が近い人、または、職場の先輩などすごい仲良いわけではないけど無視できない人あたりに幼稚な人がいると、ほんっと弱ってるからゴリゴリHP削られるんだな……と痛感したので、その愚痴です(前置き長いね!)。


 まず、姉の夫、私から見れば義兄にあたる人物である。

 彼奴は本エッセイ『012 好きを選べ または2018年』においても「わたし義兄大嫌い、新年早々彼奴の顔なぞ見たくもないわ」「わたくし、論理的話し合いができないくせに自分は正しいと信じて疑わない人嫌いですのん」と、自分のことは棚に上げて悪口言いまくったあいつである。いやもうほんと、私この人大嫌い。そして父の件でまたしても「法的にこいつが親族であることが本当にいやだ」の思いを強くした。


 父が亡くなったその日、あまりに急な出来事に頭が真っ白になり、ふと悲しくなったりしながらも父の友人でもある弁護士先生に助言を頂きつつ、なんとか葬儀の規模や大まかな段取りも決まった。そして夜になり、少しだけほっとしていたその最中。彼奴は某北陸の地からやってきた。

「どうせ役にたたないんだから、通夜まで来なくていいのに」とは思っていたが、役にたたないどころかただ私にストレスを与えただけであった。


 父が亡くなった当日に来て線香あげたまではいいが、なんか知らんが義兄は勝手に酒を飲み始めた(まぁ先に来てた姉が準備したんだけど)。なおうちには酒飲みはいない。私が多少飲むが、こいつと酒を酌み交わすなど絶対御免である。

 んで彼奴は酔うと急に饒舌になるのだが、アドバイスという体裁の「〜〜するべきだ!」口調になるから本当に嫌だ。私、「〜〜するべきだ」って論調で話す人、ほんと嫌い。もう21世紀になって久しいし、平成も終わるというのに、あなたの狭い世界の前時代的常識押し付けんなクソが、と思う。


 そんなわけで嫌な予感はしてたが、案の定、酔っ払って「葬儀委員長を立てるべきだ!」と喚き出した。なんだよ葬儀委員長って。一応聞いてみれば、親戚や町内に顔が広い年配男性に葬儀委員長をお願いして、細かい連絡やら当日の段取りやらをサポートし、喪主の負担を減らすよう立ち回る人のよう。彼奴曰く、規模の大きい葬儀や社葬の場合は必ず立てるらしい。ふーん。


 しかしここで、我が家の事情と現状を整理しておこう。

・親戚 → 父は一人っ子。かつ親戚も少ないので、すでに連絡済み。

・友人 → 少し前にやった同窓会の幹事さんに連絡済み。幹事さんからほかの人に連絡してくれるとのこと。

・仕事関係 → 最近までやり取りをしていた方は私が把握してるので連絡済み。顧問先には明日電話とFAXで葬儀日程等知らせる予定。元原告団や支援者には、私が連絡した方が取りまとめて通知してくれるとのこと(さしあたりメーリングリストで通知してくださったことは確認済み)

・弁護士会 → 所属弁護士会には連絡済み。ついでに訃報通知を掲示板に出してもらうよう依頼。

・事務所関連 → うちは個人事務所で弁護士は父一人。跡取りなし。最近は私がちょこちょこ手伝ってたので事務員さんもいなかった。

・葬儀の段取り → 別に父は著名人でもないので、凝ったことはしない普通の通夜と告別式。派閥の幹事長に頼めば弔辞お願いできると聞いたが、選挙のときくらいしか派閥と関わりないので弔辞もなし。葬儀の宗派も決まりごとが少ない浄土真宗。段取りも葬儀屋さんと大枠は決めて、残るはお料理の種類とか何人前とか、そういう細かい部分のみ。

・当日の受付係など → 町内の方にお願い済み。何人集まってもらえるかこの時点では不明だったので、念の為に父と面識もあった私の幼なじみ数人にもお願いしてある。


 葬儀委員長、いらなくない? 私が仕事早いから、葬儀委員長もういらなくない??


 だいたい「親戚や町内に顔が広い年配男性に葬儀委員長をお願いして」の時点で、物理的に無理。「親戚や町内に顔が広い年配男性」が父の交友関係に存在しないんだけど。


 なので「葬儀委員長は必要ないと思う」と上記のことを説明したのだが、酔っ払ってて聞きゃしねぇ。

「そうは言っても! お義父さんは社会的に意義のある仕事をした人で! 喪主であるお義母さんの負担を減らすためにも!」

 だから喪主の負担を減らすっていうなら私の負担を減らせバカ。ぶっちゃけ母はパニック状態かつ優柔不断でほとんど戦力にならんから、葬儀屋との打ち合わせでもほとんど私が決めて、その合間に私が父の友人知人の連絡先調べて私が連絡してんだぞバカ。


 つうか喪主(と私)がいらないって言ってんだから、いらなくない??

「まじでこいつとは一生一言も話したくない」の気分である。


 げんなりしているところに、ちょうど彼氏から連絡が来る。「明日ご挨拶と、お父さんにお線香あげにいってもいい?」とのことだったので、その旨家族に伝えたところ、義兄が異様にテンション上がりやがって彼氏について質問してくる。

「彼氏いくつなの? 大学は?」

 なんでこいつは大学卒業して久しいのに未だに出身大学にこだわるんだ、自分はたいした学歴でもないのになんか卑しいな、と思ったが、

「私と同い年で、お父さんの大学の後輩。学部も一緒」

と言ったら一瞬黙った。ふん。

 しかし今度は方向性を変えて

「お義父さんにウェディングドレス姿見せてあげればよかったのに〜」

的な「今更どうしようもないことを他人に言われたくないわ」な無神経発言を繰り返したので、ほんとクズ。ほんとクズ!!


 さらに夜の間のろうそくの明かりと線香の扱いについては、葬儀屋さんから「昔はろうそくの火やお線香は絶やさずに……と言われてましたが、現代ではそれほど気になさらなくて大丈夫です。地震などもありますので、ろうそくはお線香を差し上げるときだけで大丈夫です。故人様のお部屋の明かりだけは消さずにいてあげてください。ご家族の皆様は葬儀終わるまで大変ですので、せめて夜はゆっくりお休みくださいね」と言われてたのだ。なのに義兄は

「そうは言っても線香の煙は絶やさないのがしきたりだ! 誰か起きてるべき! お前ら(彼の息子、私の甥)は起きてろ! 俺も起きてる!」

と豪語し、そして誰よりも早く寝落ちして、翌日誰よりも遅く起きたことは一生忘れないからな……。ほんとクソ……ほんとクソ!!


 いやさー、しきたりはそうかもしれないけどさー。そういうのって家族がいっぱいいて負荷分散できた時代の話しでしょ? 今は核家族とか、親戚も同じ地域にみんな住んでるわけじゃないんだから、葬儀屋さんも今の生活スタイルに合うように、「ろうそくの明かりは電気の明かりで代用」って提案をしてくれるわけじゃん。

 なんなの、頭悪いのかな? そのくせ喪主よりも先に酒のんで寝落ちって、え、平たく言ってもしかして最低?

 そんで何事もなかったように昼頃起きて「じゃあ次はお通夜の日に」って帰っていったけど、ほんと何にし来たのかしら。えーもう通夜も告別式も来なくていいんですけどー。浄土真宗は別にお清めの塩使わなくてもいいけど、義兄に塩撒きたいんですけどー。


 ほんとなんにもしない、できない距離にいるくせに、しきたりだの形式だの口だけは出してくる親戚って、滅びればいいのに!!


 そんなわけで相当義兄にはムカついたが、とりあえずエッセイに書くことで若干気持ちが昇華されてスッキリした。あぁほんと可能ならば一生関わりたくない。

 義兄のことがあまりにムカつきすぎて、まだまだ愚痴りたいことがあるのだが、すごい長くなってしまったので愚痴後編に続く。こっちはまだかわいらしい(?)。

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