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013 私がモテないのはどう考えても私が悪い または余計なお世話

サブタイトル元ネタは『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い』より。

すいません、読んだことはないです……。

 私がモテないのは周知の事実であるし、その自覚もある。それゆえもしも友人知人から「あんたモテないよね」と言われたら、ムカつくはムカつくが「まぁ事実だし……」と受け入れる心づもりはある。なおここで言う私の「モテる」とは、不特定多数の異性に恋愛対象としてアプローチされることである。つまりちやほやされることである。よって、モテないからといって彼氏いない歴=年齢なわけでも、男友達がいないわけでもない、私にとっては。


 まぁそんなことは多くの人にとっても「当り前だろ」だろうし、わざわざ主張すればするほど「モテなさすぎてとうとう変な自己弁護し始めたぞ」と思われるのだろう。私だって、こんなことを明文化したところで何になるのさ、という気分ではある。


 だけど世の中にはそうでない人もいるらしい。四十過ぎてもなお、恋愛観が中学生女子くらいで止まってる人もいるのだ。そしてそれは私の職場の上司であった。


「ユリ子ちゃんってさー、谷崎くんのこと好きだと思わない? だって、飲み会のとき絶対一緒に来るじゃん」

 な、なんでや!


「こないだ二日連続で一緒にスタバのカップ持って出勤してたけどさー、ユリ子ちゃん、そんなにスタバ前は飲まなかったよね? 谷崎くんが出勤前にスタバよく寄るから、谷崎くんのいるところに押しかけてるのかなー」

 な、なんでや!!


「ユリ子ちゃんは谷崎くんのこと大好きだけどさー、谷崎くんはユリ子ちゃんのこと恋愛対象として見てないっぽいんだよねー。変に期待したり勘違いして傷ついてもかわいそうだし、それとなくユリ子ちゃんに伝えてあげたほうがいいかなぁ……」

 な! ん! で! や!!!


 谷崎氏は、私の彼氏だっつうのーーーーーー!!!


 ぜえぜえ。荒ぶってしまった。そりゃ職場には「私達付き合ってます」と伝えてないけど、結婚決まったわけでもないのに職場で付き合ってること公言するのって、何か意味ある? それ必要? そしてなんで私が一方的に谷崎氏を好いて、谷崎くんは困ってるけど優しいから強く拒否できないよねー、私が代わりに伝えてあげよっかなー、というスタンスで語られにゃならんのだ。


 そもそも私達が付き合うまでの過程で、最初にぐいぐい来たのは谷崎氏だぞ! 私がニブかったために紆余曲折あったが、最終的には好きのバランスも対等な感じで、付き合ってもう1年以上なのに……ぶつぶつ。

 だいたい「飲み会いつも一緒に来る」だって、職場の飲み会なんて半年に1度あるかないかだし、私と同世代なのは谷崎氏くらいしかいないんだから「お店まで迷っちゃうかもしれないから一緒に行こう」ぐらい友達でも言うでしょ。さらにスタバの件に関しては、単に漫画の貸し借りを職場でやるのが嫌で(上がり時間違うときもあるし)スタバで済ませただけだし、私はスタバアプリに3,000円単位でチャージする程度にはスタバユーザなんですけど……ぶつぶつ。


 まぁ、お局が「飲み会いつも一緒にくるよね?」とか「連続でスタバから一緒に来たよね?」と直接私や谷崎氏に言ってくださるのなら、「あぁそれはこうで……」と理由を説明できるのだが、一切言わずにベテラン勢だけに喋るから、余計にめんどくさい。今まで大した疑問も抱いていなかった人にまで、「え、そうなの?」と疑惑が広がり、ついでに私がやや痛い女だと思われるじゃないか……。いや痛い女ではあるけどさぁ。


 なおベテラン勢にだけ話している内容をなぜ私が知っているのかというと、ベテラン勢の1人、女性の先輩・加賀さんとは、プライベートでも加賀さんのご主人含めてお食事したりするくらい仲良しだからだ。加賀さんにだけは付き合っていることを報告していたので、「あまりにもな言い様だから、ちょっとRさん(お局)には気をつけたほうが思って……」と教えてくれた。


「えぇえ、ほかの人も『わかるー』って感じでしたか?」

「ほかの人は『そうかな?』って感じだったよ。そもそもユリ子ちゃんと谷崎くんて持ち場違うこと多いし、仕事中あんまり絡んでる印象ないと思う。私も付き合ってるって聞いたとき、全く想像してなくてびっくりしたし」

 よかった、他の人には「三十路過ぎても仕事中露骨に好きな男につきまとう痛い女」とは認識されていないようだ、多分……。

「それにしてもRさん、百歩譲って女の勘で『あのふたり付き合ってるんじゃない?』と気付くならまだしも、なんで私が『一方的に好きで谷崎くんは困ってる』ってことになってるんですかね……」

「うーん……そうあってほしいっていう願望もあるんじゃないかなぁ……。恋愛対象ってわけじゃないんだろうけど、谷崎くんのことお気に入りだし……」

 それはそれでめんどくさいな。


 まぁ、昔いたRさんと同世代の女性・Oさんは、10歳以上年下の男の子と「両思いだけど、彼が私より10も年下なことを気にして踏み込んできてくれない」と思い込み、その彼と比較的仲が良かった女の子(私の友人でもある)を事あるごとにイチャモンつけていじめまくったからな。それと比べれば陰でヒソヒソ言ってるだけなんて、かわいいもんなのかもしれないけど……。


 というわけで、自分でも「モテないなぁ」と思ってたけど、他人から見ても「ユリ子ちゃんはモテないんだから谷崎くんがユリ子ちゃんのこと好きになるわけがない」って思われてんのかもなぁ。一通り憤ったが、冷静になるとまぁどうでもいいな。別に私と谷崎氏は仲良しだし。


 しかし、一緒に行動してるだけで「どちらかが恋愛感情を抱いてるに違いない」とか、ほんと中学生かよって感じ。Rさんの理屈でいったら、彼氏がいるのに男の子と2人で飲みに行ったりすることが知れたら、「彼氏がいるのにほかの男に色目を使うイヤな女」ということになるんかな。(友人らの名誉もあるので言っとくが、谷崎氏にはちゃんと報告してから出かけるし、ほんとに飲んで喋ってるだけです)


 久々の更新がこれでした。前厄で荒ぶってるぅー。

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