表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
KEYワード  作者:
21/71

ホームシック(ジャンル:ちょっとSF?)





僕が生まれた時から君は僕を、僕の家族をみんな守ってくれた。 子供の頃から君はいつでもそこにいてくれた。 僕が戻れる場所を用意してくれていた。 僕らがご飯を食べれるように。 僕らがお風呂に入れるように。 安心して眠れるように。


君はただ黙って、そこにいてくれたね。 幸せな時間を見守ってくれてたんだね。 悲しみも、何も言わずに受け止めてくれてたんだね。 気づいてあげられなくてごめんね。 君は僕が大人になるまで、ずっとずっと支えてくれていたんだね。 ありがとう。





そんな君が明日いなくなる。 祖母から聞いたんだけどさ。 君は、祖母がまだ子供の頃からずっと、ここにいたんだね。 だから多分、僕なんかよりも分かるよね。 自分のことだもんね。

星空の下、 君を見上げる。 何十年も一緒に過ごした君との最後の夜。 ありがとう、感謝の言葉しか出てこない。 育ててくれた両親や祖母と同じくらいに、君にはお礼を言いたいんだ。 本当に、今までありがとう。






不意に上から一粒の雫が落ちた。雨? いや、空は雲ひとつない星空だ。 じゃあいったい……… ああ、そうか。 君も、僕らを恋しいと思ってくれてるんだね。


「いままでありがとう。 お疲れ様」 僕は笑顔でそう言った。







さよなら、僕のホーム。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ