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桜(ジャンル:詩?)






桜の花が咲く頃、僕らは出会った。


綺麗だねと呟く君に、僕も静かに頷いた。


桜の花は二人の出会いを知っていたように、春風に揺れていた。


二人で眺めた夜空の花火。


秋空の下つないだ、少し冷えた小さい掌。


白い景色を眺めながら、触れた唇。



この桜の下で出会った、名前も知らない君と結んだ絆。


不思議だね、こう言うのを奇跡と言うのかな。





桜の花は知っていたのかな。だとしたら、とても残酷だね。


人の出会いと別れを見届けるのは、辛いと思うんだ。



花びらが舞う、あの時と同じ。


違うのは、僕らが別々の道を歩むこと。


でもね。 別れを悲しんでばかりじゃ辛いから。




約束を交わそう。


果てのない道のりで、立ち止まらないように。


たとえ、もう二度と会えないんだとしても。


振り返らず進もう。 この約束が、お互いの背中を押せるように。





今、別れた二人の道。


別々の道を行く僕ら。


真っ直ぐに進もう、たとえもう会えないんだとしても。


忘れたりしない、二人が歩んできた道は同じだったこと。






約束だ。 僕は君のことを好きだった。


僕はそれを、忘れたりしない。




願うなら、この桜の下で。 また………








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