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【暇潰し向け】普良生徒 ケイタ

作者: 心一

今回は短編に挑戦です!

暇つぶしにサクッと読める内容にしたのでぜひ楽しんでいってください。


「だるいから今日は部活休んで帰るわ。」


目立つ金髪に着崩した制服、校舎内をあるけば後輩がうろたえ、購買のおばちゃんに話しかければ叫ばれる、お騒がせ高校生ケイタは、特売のたまごを買うため部活を休んでスーパーに向かっていた。


「あいつ昨日甘いもん食いたいって言ってたからな」


今日は両親の帰りが遅く、ケイタは妹のためにケーキでも作ってあげようとしていたのだ。


妹の喜ぶ顔を思い浮かべながら鼻歌まじりにスーパーに向かう。


(家によればよかったかな、まぁいっか制服のままで)


チリンチリーーン♪


自転車に乗りながらタバコを吸っていたおじさんが

ケイタの目の前でポイ捨てをした。


(タバコを吸うのはいいが吸い殻の処分くらいしろっての…まぁいいや。俺には関係ない。)


ケイタはタバコを気にしながらもスーパーに向かってあるいていく。


(気になる。別に俺が悪いわけじゃないのに無性に気になる。)


ケイタは振り返る


タバコはまだ火がついていた。


(付けっ放しは良くないよな…

散歩してる犬が踏んだら大変だよな…)


「はぁ…」

ケイタはため息をつく。


ケイタは来た道を戻りタバコの火をつま先で押し付けるように消した……


「君っ!!!」


ケイタは声をかけられる


「あぁん?」


「君!学生だろ!!」


特売の時間が気がかりなケイタは相手を見ずに答える


「そうっすけどそれがどうかしましたか」


ケイタは話しかけて来た相手を見た


ケイタに話しかけた人は警察のような格好をしていた。


警察のような格好をしていたのだ。


いや、警察のようなではない

警察だったのだ。


金髪、着崩した制服、悪い言葉遣い、地面に擦り付けるように動かしている足。


「ちょっと交番まできなさい!!!!」



次の日ケイタの髪は黒くなり制服をきちんと着るようになった。


ケイタの変化に学校中が大騒ぎになった。


ケイタに話しかけた女の子が騒いでいる。

ケイタからとっても甘い匂いがしたらしい…。


読んでいただきありがとうございました。

電車の中とかでサクッと読める短編も書いていきたいと思っています

感想待ってます。



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