Dランク冒険者のイクシマ
「はい! これがあなたの登録証よ」
受付カウンターへ戻って来た幾嶋に、ジーナから差し出された物は金属製らしい一枚のプレートだった。
ホムラがファルマに連れられて居なくなってから、特に指示する者も居ないので受付カウンターへと戻ってきたのだった。
ジーナは、ホムラ不在の事情を知ってか知らずか、何も聞かずに出来上がっていた登録証を差し出してきたという訳である。
「名前はどうせ読めないだろうけど、昔からの伝統なんで古代文字で刻印してあるわ。 これがあれば大陸中何処へ行っても見せるだけで入れるから、決して無くさないでね」
それは四隅が丸く加工されたキャッシュカード程の大きさで、プレス加工によって文字と数字が刻印されていた。
その冒険者登録証には、左右の上隅に丸く直径5mm程の穴が開けてあった。
カード表面には、古代文字とジーナが言う処の英文字で幾嶋の名前が型押しのように浮かび上がっている。
その名前の下側には、英文字と数字の羅列が横一杯の幅で並んでいた。
名前の上には、大きめの星型が1つだけ浮き出しているが、この星の左右の空白を考えると、この星の数がランクによって増えて行くのかもしれない。
名前の下にある長い文字列は、最初が3つの英文字で、あとは0と数字の組み合わせになっていて、3つのブロックに区切られていた。
3つの区分はピリオドで区切られていて、印象としては0が多く使われているなという感じだ。
「その穴に細い鎖や革紐を通して首から下げても良いし、物入れに仕舞って置くのも自由よ。 だけど無くすと再発行は面倒だから気をつけるのよ」
それからしばらくは、カードに刻印されている文字列の意味をジーナが幾嶋に解説してくれる。
その勿体ぶった口調に、古代文字を読める幾嶋は苦笑を隠しきれなかったが、なんとか最後まで耐え抜く事が出来た。
「この一番下の左端が国を表す古代文字よ、そして次が冒険者ギルドの支店番号で…… 」
最下段の文字列のうち、最初の8文字で登録国と冒険者ギルドの支店番号を表し、真ん中の6文字は0と数字の組み合わせで職業の区分を表すらしかった。
「ほら、数字は読めるわよね? 左から順番に剣士、暗殺者、魔法使い、僧侶……」
つまり、0以外の数字で表示されている位置で職業区分が判り、その数値の大きさで、ギルドランクとは異なる9段階の職業レベルが判るという事らしい。
最後の区分が8桁の文字列で、これが各地の支店ごとに発行される登録番号だそうだ。
登録国と支店番号を組み合わせれば、これが他と重複しないユニークナンバーという事になる。
「この、カード全体に浮き上がっている模様は、入り口にあった気がするな」
「それは、冒険者ギルドの紋章よ!」
カード全体にうっすらと、丸い盾の前で剣とロッドと矢が三角形に交差した冒険者ギルドの代表的なロゴマークが、型押しで薄く浮かび上がっていた。
それは、非情に加工精度の高い代物で、冒険者ギルドが抱えている加工技術の高さを示すものである。
「それじゃ、あなたはDランクの初心者なんだから、ギルドの慣例に従って指定クエストを最初にこなしてもらうわよ」
そう言ってジーナは、幾嶋に向かってニヤリと笑う。
「登録者の力量を見極めて、出来そうな初級クエストをギルドが決めるの。 それをクリア出来たら、晴れて入門レベルのDランクを卒業して正式なCランクの冒険者になれるわ。 これをクリアできないと、自分でクエストを選ぶことも出来ないから、頑張りなさい」
楽しそうにジーナは一枚の書面を差し出してきた。
「まずは、草取りからやってもらうわ。 採取するのはオトギリソウ、痛み止めとか傷の薬になるの。 これを三日以内に5株以上採って来るのよ」
その用紙には、ひらがなとカタカナを組み合わせてクエストの概要が記載されていた。
いわゆる漢字が書面のヘッダーにしか使われていないので、非常に意味を読み取りにくい。
まるで小学1年生の教科書のようだ。
「ベテランなら今から始めても、門が閉まるまでには戻ってこられる簡単な仕事だけど、あなたが本当に初めてだとすると一泊はする必要があるかもしれないわね」
ジーナはそう言うと、視線で隣にある部屋を示した。
「必要なことは、資料閲覧室で聞くと良いわ。 最低でも2ヶ所以上は群生場所を調べておかないと、無かったときに戻って調べ直す事になるわよ」
「ありがとう! 何だかんだ言っても親切なんだね。 調べてくるよ」
手を振って、幾嶋がカウンターから立ち去ろうとした処で、再びジーナから声を掛けられた。
「何言ってんのよ!これが仕事なんだから勘違いしない事ね。 それから、初心者には必ず言っておく事なんだけど、いくら自信があっても最低二泊分の食料は持って行きなさい。 安全な場所でも何があるかなんて判らないんだからね」
ジーナの頬が少し赤らんでいるように見えたのは、気のせいかもしれないが、幾嶋は素直に感謝の意を伝えた。
「うん、そうする事にしようかな。 また色々教えてもらえると助かるよ」
幾嶋はジーナに笑いかけて資料閲覧室へと向かった。
その笑顔に他意は無い。
「な、何言っちゃってんの、反発するか卑屈になるかじゃないと、こっちの調子が狂っちゃうじゃないのよ」
「珍しいタイプですよね、最初に反発させてから理屈でやり込めるパターンが効かないなんて」
小声でぼやくジーナに、隣で受付をしている緑髪の小柄な女性がそう言って楽しそうに笑った。
「乱暴者が多い冒険者を相手にするには、こっちが上だって事を判らせる必要があるんだけど、アイツの反応は調子が狂っちゃうわ」
「イクシマって、なんか他の冒険者みたいにガツガツしていないよね」
「自分の強さに相当の自信があるのか、ただの世間を知らないお坊ちゃまなのかは判らないけれど、まあ、お手並みを拝見させてもらうわ」
資料閲覧室へと入っていった幾嶋には聞こえていないと思ったのだろうか、ジーナたちは好き勝手に話をしていたが、幾嶋の聴覚にはすべて届いていた事を彼女たちは知らない。
資料閲覧室では、受付で聞きたいことを伝えると関連する資料を見せてくれた。
ひらがなとカタカナ交じりの資料だが、それでも読めない人が居るらしく、幾嶋が戸惑っていると、受付の女の子が口頭での解説を勝手に始めたので、それに任せる事にする。
「なるほど、群生地の場所が判るような地図はありますか?」
そう聞くと、出されたのは地図とは呼べないような単純な代物だった。
描かれているのは単純な線で描かれた街道と、濃い色で塗りつぶされた森に相当する部分、そして点在する都市や村が辛うじて判る程度のもの。
到底、正確な方角や距離が判るような物では無い。
そもそも、北が上に描かれているのかすら判断がつかないような地図であったのだ。
よく見れば、幾嶋がいる城壁都市だと指し示された丸い円の四方に対して、三方だけが街道と思われる線と繋がっていた。
(なるほど! そうすると、街道に唯一繋がっていない南門はこれか)
地図を見ていて、ミルコの畑へ連れて行かれた時の話を思い出した。
南は街道と繋がっていないと言っていた、そうなれば地図が示している方角は判る。
その地図は、一応幾嶋の考える常識通りに、北が上になっていた。
群生地の、凡その方角が判明する。
(あとは、距離か…… )
縮尺が正確に描かれていない地図では、目的地までの距離が掴めない。
幾嶋は、目的地付近の目印になるような地形表記が無いか、付近を探してみた。
「オトギリソウなら、この街道をここまで行ってから、小川と併走する場所を目印にして、川上へ1時間ほど歩けば泉があるので、そこで見つかるはずです」
幾嶋が困っていると、薄桃色の髪色をした可愛い女性がアドバイスをしてくれた。
「初めから詳しい人に聞くべきだった。 ありがとう!」
「そのために居ますから」
幾嶋がお礼を言うと、知っていて当然という風に、偉ぶること無く返事が返ってきた。
(ジーナとは偉い違いだな…… )
もちろん、口には出さない。
資料閲覧室を出て、ジーナたち受付の女性たちに会釈をすると、幾嶋は冒険者ギルドを後にした。
ジーナのアドバイス通りに食料を買いに行くわけでは無い、彼が向かうのは西門である。
まだ細い道が何処へ繋がっているのか判らないだけに、とりあえず大通りへと出て、広い道を西門へと向かう。
普通の人間ならば、目的の場所に辿り着くだけで夕方になってしまうだろう。
だから、幾嶋は空を飛んで手早く済ましてしまおうと考えていた。
そうすれば、きっと心配をしているだろうエステルの処に、今日の内に戻る事も出来る筈なのだ。
そんな幾嶋に、後ろから声を掛ける者があった。
冒険者ギルドを出てから、ずっと跡をつけて来た者が居ることは、幾嶋も気付いていた。
「よぉ! 兄さん、イクシマって言うんだろ。 聞いていたぜ! ジーナにはみんな参ってるんだよな」
耳に伝わるイメージからして、それほど若いとは思えない声の主は、くたびれた手入れの悪そうな革鎧を身に着けた、30代中盤くらいに見える剣士風の男だった。
身長は、幾嶋よりも少し低いくらいだろうか?
薄い青色の髪の毛をしている。
男の隣には、薄い緑色の髪の毛をしている別の男が居た。
同じような手入れの悪い装備を身に着け、痩せている割に下っ腹が出ている。
その男は左右の腰に短剣を1本ずつ差していて、幾嶋よりもやや身長が高いようにも見える。
「オトギリソウだろう? 探しに行くのは。 ありゃあ夏の草だぜ、あんた嫌がらせされてるんだよ」
「えっ、本当ですか?」
物取りかと思って警戒していた幾嶋は、予想外な事を聞かされて驚いた。
目的の植物が時期外れでは、このクエストが徒労に終わってしまう……
ジーナは、どういう意図でそんな嘘を吐いたのだろうと考える。
そして肝心な事を教えてくれなかった資料室の女性も、そうなるとグルだという事になる。
それに、何の意味があるのだろうと考え込む幾嶋である。
「時期は終わっているけど、まだ探せば無い訳じゃ無いから、まあ嘘って訳でも無いさ。 でもな、新米冒険者の最初の仕事でやらせるにはちょっと酷だなと思ってよ、それで声を掛けてやったんだぜ」
「俺たちが、まだこの時期でも沢山採れる場所を教えてやるぜ。 みんなには内緒だけどよ」
突然声を掛けてきた事に警戒をしてしまったが、話を聞く限りでは親切で言ってくれているようだ。
二人から感じる雰囲気は胡散臭い感がいっぱいだったので、幾嶋が返事はせずに二人の顔を見る。
互いに無言の状況に耐えられなかったのか、それとも返事を待ちきれなかったのかは判らないが、緑髪の方が恩着せがましく補足をしてきた。
「あのジーナの鼻をあかしてやりたいから、お前にとっておきの場所を教えてやるって言ってんだよ」
二人の先輩冒険者たちは、幾嶋に満面の笑顔を向ける。
他人から見れば胡散臭さ満開の笑顔なのだが、恐らく本人達はそう思っていないだろう。
「それが本当なら、助かりますね…… 」
嘘か本当かと考えれば、恐らく8割方は嘘だろう。
それでも話に乗る気になったのは、気になる事があったからである。
周囲の反応から推測すれば、他に離れて様子を伺っていると思われる反応が複数ある事が判る。
この二人の仲間なのか、あるいはまったく別の集団なのかは不明だ。
幾嶋は町の中で騒ぎを起こさないようにと考えて、この二人の提案に乗ることにして、気になる事を確認する。
「でも、ジーナは一人でやれと言っていましたよ」
そう、せっかく依頼を達成しても、ルール違反で無効にされてはたまらないのだ。
「当たり前だ、オトギリソウを採るのはお前一人だけで、俺たちは何も手を貸さない。 それはお前のクエストだからな。 俺たちは、別の用事でたまたま同じ方角に行くってだけさ」
「そうそう、偶然行き先が同じってだけで、たまたまそこにオトギリソウが群生しているのは、俺たちのせいじゃないからな」
近場なので、日帰りの支度だけで良いと言って、男達は幾嶋を門の外に連れ出した。
その様子を離れた場所から伺っていた者達も、やや遅れて動き出す。
偶然なのか、それとも作為が有るのか、それはまだ判らない。
「兄さん、初心者の割に良い装備してるな。 貴族の末っ子とか良い家の生まれとかなのか?」
「いえいえ、何というか、その、親の形見みたいなものですよ」
西門を出て歩き出して早々に、痩せた方の男が装備について訊ねてきた。
幾嶋の外部装甲は自由に装着が可能だが、この街で見かける冒険者たちが装備している装甲と比べても、桁違いに薄く継ぎ目の無いスマートな物だ。
それを見て、お金が掛かっていると思われるのも無理は無い。
リアルなコストで言えば、ドラゴンスレイヤー計画開発当時でも小国の国家予算に相当する資金を投入されているのだから、幾嶋の装備が安物である訳は無いのだ。
あまり会話も無いまま30分程広い街道を歩いて行くと、小さな川を幾つか通り過ぎた。
(これが、南の農業用水になっているんだろうな)
そんな事を考えながら、前を行く二人に着いて行く。
やがて、かつては大きな河があったのだろうと思われる、大きな溝地に行き当たる。
溝地の幅は1kmくらいあるかもしれない、かなり大きな物だった。
その溝地に沿って、街道を外れて南へと二人が向かう。
幾嶋もそのまま着いて行くが、不自然に二人の口数が減ったように思えた。
それから、約1時間ほど歩いた処で、二人が突然立ち止まる。
「このすぐ先だ! ギルドのルール上俺たちは手伝えないから、ここからは一人で行きな」
そう言って幾嶋に道を譲る、緑髪の痩せた男と青い髪をした男。
幾嶋は、会釈をしつつ先へ進んだ。
道とも言えないような道を進むと、次第に灌木が増えて行く。
短い林を抜けて視界が開けると、突然見晴らしの良い崖の上に出た。
「どうやら、行き止まりみたいですね」
そう言って振り向くと、予想通り後ろに居た二人が五人に増えていた。
「なるほど…… それで、その三人はお仲間って事ですか?」
呆れたように問いかける幾嶋の声を遮って、後から現れた三人のうちで一番大柄で太っている髭面の男が、言い放つ。
「世間知らずで冒険者志望の坊やが、分不相応な装備を身に付けていると聞いたものでな、ひとつ老婆心から教えてやろうと思ってな」
回りの四人は、ニヤニヤと浅薄な笑いを顔に貼り付けているだけで、何も喋らない。
身なりや口調、そして横柄な態度から、この男がリーダーだと幾嶋は判断した。
「なるほど、これがこの世界の現実って事ですか。 たった数日だけど、ずいぶんと住みにくい世界になっちゃってるんですねぇ」
人身御供にされていたエステルの事、そして借金のカタに浚われかけたルーベルの事、訳も無く命を狙われたラミレスの事、そして親切めかして幾嶋を騙そうとした目の前の男達の事、どれもこれも幾嶋が未だ思い出せない以前の世界にも、そんな事件が無かった訳では無い。
しかし、短期間にこれだけの事が続くのは論外だ。
あまりに人の命が安く、そして軽過ぎる事に幾嶋は憤っていた。
この男たちの態度から、これが初めてでは無いだろう事が判る。
果たしてこの男達は、今までどれほど冒険者志望の若者を手に掛けてきたのだろうか?
犯罪の後ろめたさが微塵も感じられない男達の態度は、幾嶋に対してこの世界が弱者には生きにくい世界である事を、否応無しに思い知らせてくれる。
「犯罪を犯して捕まる事は、嫌じゃないんですか?」
そうリーダーらしき男に尋ねる。
リーダーらしき男は、それを聞いて鼻で笑った。
「捕まるだって、誰が俺たちを捕まえるんだって?」
「ぶはは、クエストに出たまま戻って来ない冒険者なんて、珍しくもなんとも無いんだよ、ばーか」
「誰が何をやったかなんて、俺たち以外に誰が知ってるって言うんだ、おい」
「警護隊も、街の外で発生する事件事故にはノータッチだからな」
「そうそう、つまり自己責任って事だよ、坊や」
なるほど、刑事警察機構が存在しない以上、犯罪者は野放しに近い状態になるって事なのかと、幾嶋は納得する。
「つまり、自分の身は自分で守れって事か?」
僅かに幾嶋の口調が変わった事に、五人は気付いていない。
「そうだ! 例え街中で襲われても、そいつらを切り捨てた者は罰せられないのが、この世界のルールだ」
リーダー格の男が言うと、仲間の四人もそれに続いた。
「どうせ、捕まれば死刑だからな。 警護隊の手間が省けて喜ぶのさ」
「理由の無い冒険者殺しは、冒険者ギルドから追われる事になるが、それには確固たる証拠が必要だ」
「そうだ、そんなものは無いんだよ」
「現に、ここにも目撃者は居ないしな」
「どうやら、自分の常識に囚われすぎていたようだな。 ここは俺の知っている世界じゃあ無いって事か…… 」
その時、幾嶋の人称識別子が『僕』から『俺』に変わった。
「どうした、観念したか? 大人しく丸裸になれば、命だけは助かるかもしれないぜ」
リーダー格がそう言うと、ぐへへと下卑た笑いが周りの四人からわき起こる。
それを聞いて、幾嶋が苦虫を噛み潰したような顔で、男たちに言い放った。
「一つ確認するぞ! 自分の身を守るために、やむなく相手を殺した。 これは犯罪じゃ無いって事だな?」
「ああ、その通りだ。 ただし、五人相手に勝てるならな」
リーダー格が、仲間の顔を見回してから、楽しそうにそう答える。
「もう一つ聞こう! これ以上被害者を増やさないために俺が犯罪者を見つけて殺した。 当然目撃者は居ない。 これも罪には問われないって事だよな?」
念押しの意味を込めて、そう訊ねる。
そして、還ってきた答えは幾嶋の予想通りだった。
「あん? お前何を寝言言ってるんだ。 強い者が正義なんだよ、この世界ではな!」
「なるほど、この世界は昔見た映画の『西部劇』のような無法時代って事か、よく判ったよ」
保安官が居ても、気に入らない奴は街の中でも撃ち殺される。
相手を捩じ伏せる腕の無い奴は、大人しく泣き寝入りをせざるを得ない、法律があっても万民の上には及ばない未開の世界。
それがこの世界なのだろうと、幾嶋は納得出来ないながらも理解をした。
それが世界のルールであるのなら、己の力で自分の正義を通すのみ。
この男達の無法を裁く者が居ないのであれば、自分がその役を務めようと心に決めた。
幾嶋は背中の大剣を抜いて、五人の男たちと、そしてその背後に隠れている者たちに言い放つ。
「この世界のルールに則って、お前たちは俺が裁く」




