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~プロローグ~ 私と星マーク

チリリリリッ

鬱陶しい音が耳を鋭くつく。ノロノロと手を伸ばし、時計のスイッチを押した。朝は毎日こうだ。「まだいいや。」と布団に潜り込むと、タイミング良くお母さんが「起きなっ!」とドアの向こうで叫ぶ。「ウッセーなぁ。」と呟き、私は頭をポリポリと掻く。そんな、きっと何処にでも居るような私は、前河 聖羅(マエカワ セイラ)。髪は顎までしかなく、コンプレックスがある。両耳たぶにちっちゃい星形のほくろがあるんだ。それと、目。黒目の部分が光の当て方によって、蒼白く光る星が現れるのだ。何か理由が在るのだろうと思った事は勿論あって、小学生の頃はお母さんやお父さん、それにじっちゃんとばっちゃんの顔をまじまじと観察した事もあった。けど、そんな星のほくろは見つからなかった。コンプレックスになったキッカケ。それは、男子に私の星を見つかった事だ。男子達は、私の事を星ちゃんと言ってからかい始めた。私はからかわれるのが気に入らない。いつからか、星は私のコンプレックスになったって訳だ。朝起きると歯を磨きながら、短い髪で一生懸命耳を隠す。ばれたら面倒臭いだろうし、目の星が見えぬように歩く時は下を向く、、、いや、少し向くが男勝りな私は下を向くのに抵抗があってうつ向いた顔をすぐパッと上げてしまう。

そんな私と星がこれからおりなす物語は、誰も分からない。分かるはずもないだろう。こんな普通の女の子があいつらと出会い、人生が変わっちゃうのだ。

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