第71話、
とある王国の王家に産まれた信、この幼少より天才と呼ばれる。
この寿命より転生、また繰り返す。
「夢と狭間の神の使いか」
椅子に座る老紳士が口を開く。
「天河信、新しい国を作れ」
「神の使い、おまえに従う駒ではない」
「時間がない、送る」
この渡る先。
「戦場か」
「敵か?」
「さあな」
異世界門を開く、この一回に異世界間同盟と連結、異世界門よりシン王国王都上海に戻った。
「天河信の子孫はいるか?」
頷く通行人、信は子孫と再会、この形にエミリアナと再会、一回を借りて、元の日本に帰る。
日本帰国と帰宅。
「誰もいない自宅か」
初回の人生の再開、この天河信として登校。
天河信に返答、昼休みに呼び足し。
「天河信、外見が違うが」
「事情があらまして」
「事情とは?」
天河信は説明した。
「なるほど、異世界に転移して、異世界から帰りか」
この後に警察が来る。
「天河信?」
「はい」
「なるほど、写真と別人だな、署で聞こう」
取り調べ、質問には答える。
「なるほど、あくまでも天河信と主張するのかね?」
「ええ」
取り調べは長く続いた。
開放された二日後。
「天河信君でいいかな?」
「はい」
「異世界間同盟から使者が来た。ガイア世界、ガイア世界の第三異世界、第四異世界、第五異世界、第六異世界、第七異世界、第八異世界、第九異世界、第十異世界、システィーナ共和国大街道、シン王国陣営、他も合わせた天河信が築いた国家群、また異世界間連合の敵も、君はどうしてここにいる?」
「疲れたんです」
「なるほど、疲れたか、今は休むといい」
帰宅後、生活費は預金通帳からおろし、コンビニ勉強とお茶。
暮らしは普通、生活費に困りそうなので、コンビニにアルバイト。
「よう新入り」
「こんにちは」
「あー、元気がないね」
「そうですね」
「どうした?」
「心が疲れまして」
この他にアルバイトは日給制、5時から九時までの4時間。
「天河、ヒーリングしないか?」
「ヒーリングですか?」
「そうヒーリング」
「ヒーリングしたいです」
アルバイトの先輩から紹介されたアロマテラピーのヒーリング、癒し効果と回復する心、
「回復しました」
「そっか、効いたら、まあファミレスでもいくか?」
「ええ」
ファミレスにカレーライスを食べる。
「なんで疲れた?」
「出会いと別れです。帰国する為に沢山の別れがありましたから」
「なるほどね」
この先輩の水島勇気と交流した一回に心の疲れが取れた。
「日本か」
喜びを感じる信、この天河信担当の公務員が来る。
「疲れも取れたみたいだね、表情がいい」
「おかげさまで」
「先ずは事情を聞こうか」
転移した件、転生の呪い、産まれた家族に恵まれない呪い、異能の力等。
「なるほど、波乱万丈だね」
「ええ」
「問題は君の意思なるかな、日本で凡庸と生きるか、異世界で英雄となるか」
「日本で暮らします」
この形となった。
登校。
「天河君だっけ、元気がでたね」
「ええ、心の疲れが取れまして」
「そっか、よかったね」
「はい」
学生とアルバイトの暮らし。